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2018年01月19日

テレビ「デナリ大滑空」鑑賞

録画してあった、「デナリ大滑空」を飯食いながら見た。

デナリは、俺にはマッキンリーとして耳馴染みがあった山だ。

開拓者がつけた名前から現地古来の名前に戻ったパターンと思われる。

植村直己が冬季単独登頂を果たしたのち、命を落としたあの山だ。

今回山岳スキーヤーの佐々木さんが、難関ルートから頂上付近まで登った後、これまた急で狭い斜面の南西壁を世界で初めてスキーで滑り降りるという。

なんでスキーで難関の斜面を滑り降りなければいけないのか、という疑問は、なんでわざわざあんな疲れるバタフライという泳ぎ方をするのかというのを問うのと同じナンセンスだろう。

わかったよ。スキーで滑ることに意義があるのね。

しかし、滑り降りるのが主眼の今回に、わざわざ「難関ルートから登る」というのをくっつける意味は分からなかった。

D難度の三回転二回ひねりを伸身でやると難度がH難度に上がって得点が伸びるというものなのか、せっかく京都に行くんだから奈良にもいっとけみたいなものなのか。

とにかく、登りからがキツイ。

下調べに前年に一般的なルートから登った時は、サクッと歩いて登っていた。

一般的なルートでいいじゃん。

本番は、15時間ぶっ続けでスキー板を担いで氷の壁を登る。

両手にピッケルをもって交互に突き刺しながら、足先のアイゼンで登る。足場はない。斜度80度。15時間登って、予定の場所まで達しない。道中一泊多くするしかない。高まる凍死のリスク。雪崩。

二日かけて滑空を始めるポイントまで上りきる。

休む間もなく滑空開始。

っておまえ、もうヘトヘトじゃん。

滑り下りる斜面は十センチほどの厚みがある雪に覆われているが、その下は氷。スキーのエッジが効かない。

風や雪崩で、雪が消えて氷がむき出しになっている部分もある。

「氷を選ばないことが勝負ですね」

だいたい天候が勝負とか、その時の雪の状態が勝負とか、いろいろ勝負勝負と言っているのだが、結論は「行くしかない」に決まっているので、勝負も何もあったもんじゃない。

案の定、相棒1が氷につかまり滑落。ギャー。全部空撮の映像で映っておる。

雪煙と共に意志のない人形みたいな影が斜面を滑っていく。

途中で止まる。動かない。佐々木さんは声をかける。返事がない。

佐々木さんは氷の斜面にスキーを脱いで救出に向かう。

相棒1は靭帯断裂。

「すまん」と泣く相棒1。「いやいやオッケー、生きててよかったよ」

滑空する斜面は、斜度がきつく、周囲も崖、クレパスもある。

そもそもスキーでコケたら死ぬという設定が無理ゲーすぎてわからない。

往年のゲーム、スペランカーのようだ。

またタイトルに「デナリ大滑空」とあったが、俺は全行程をスキーで滑り降りるとは思いもよらなかった。

いい塩梅のところを選んでスキーで滑るのかと思ってた。

正解は、「全行程、スキー板を履いて、スキーをする」、なのだった。

頭おかしい。最大斜度55度。

佐々木さんは、滑空を半ばにして、靭帯断裂の相棒1を連れてキャンプ4まで歩いた。

今回の冒険もここまで。

と思いきや、相棒1は「俺は一人で山を下りるから(靭帯の切れた足で)、佐々木は残りを滑ってくれ」

と言う。

翌朝、一気の滑空はならなかったが、途中でやめたところから再チャレンジ。

ヘルメットに付いているカメラの映像があるんだけれども、これがおっかない。

晴天で視界はいいんだけど、斜面が切れてその先が青空となっている、その先が、崖なのか角度が急になっただけで斜面が続いているのかが、わからない。

空撮の映像で、ルートを間違えて崖に向かう佐々木さんが映る。

俺の気持ちはもうドリフ。「しむらー、崖、崖ー」

気づく佐々木。「やっべー、崖だったよ」

おお、そうだよ。今、おまえ超やばかったよ。

隣で飯食ってるお嫁さんは泣いている。

人生で初めての「危ない泣き」だそうだ。

佐々木さんと相棒2は、最後の難所、超狭い、崖、急、氷、斜面を抜けて無事生還。

植村直己の座右の銘「冒険は生きて帰ること」(マッキンリーで死んでます)を、やはり矜持としている佐々木さんは声を上げる。

「生きて帰ったぞー」

わざわざ死地に行って、生きて帰ったぞもないもんだ。

「やばかった。二回死んだ」

ツッコミ待ちのボケのようでもあるが、たしかにはすごかった。

でもだめだな。この人も死ぬまでなのかもしれん。

訃報をニュースで聞かないことを願う。

奥さんと子供さんを映した映像もあった。奥さん美人。

「極限まで、楽しみに行ってるんだよねー。帰ってきてお話をきかせてくれればと思います」

笑顔。

そして子供に向かって

「この子もすぐに登っちゃいそうだなー」

また笑顔。

まだおっぱい飲むか飲まないかぐらいに見える子供さんは、確かに佐々木さんに似ている。

佐々木さんは「家族を持って幸せを噛みしめると、帰ってこなきゃっていう気持ちが強くなりましたね」

だとさ。しかし、その言葉にはやっぱりどこかに帰って来れない自分に同意してるようにも思える。

つぎは、単独に挑戦か?

見ながら食べたごはんは、鮭チャーハン(俺作)、サトイモの煮物(嫁作)、投入味噌汁(嫁作)でした。





posted by ボス村松 at 19:00| Comment(0) | 文化祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする