夢の時間が終わって、スーパーのバイトに復帰した。
落ち着く。ドキドキしない。
ここが俺の場所だなあ、と思う。
大発見をした。
搬入でパンが入っているケースの積み方のこと。
パンのケースの形は、第一パンは第一パン、パスコはパスコ、ヤマザキはヤマザキと各社の形が違っていて品出しの時に面倒の素となっている。
全部おんなじ形なら片付けが楽なのに、とみんな思ってる。
そんな中で、ヤマザキのパンのケースの長辺と、パスコのパンのケースの長辺を合わせて重ねると、一回りちっちゃいヤマザキの上にパスコがピタっとはまることを今日、俺が発見した!
これは朝の品出し革命ですよ!!
先にヤマザキを片付けて、次にパスコをやっつければ、ヤマザキの空ケースの上にパスコのをのっけて、ヤマザキ・パスコは一体のものとして考えることができる。
スーパーのバイト5年目にしての大発見!
ヤマザキのケースもパスコのケースも、横から見ると凹の形になっていることから、これを同じ方向で重ねるという発想が盲点になっていた。どうしてもクロスさせたくなる。クロスさせると低く積めるからね。
凹 ←パスコ
凹 ←ヤマザキ
これでピッタリはまる。
搬入の業者さんも、このやり方でピタっとはめて持ってきてことは一回もない。
気づいていないと思われる。
今度教えてあげよう。
朝の品出し革命どころじゃないな。俺、流通革命を起こしたかもしれん。