ゴーダがない。四個入りの無垢の箱から、俺は、いっぺんに食べちゃもったいないからな、と1個だけ食べて3個取っておいたゴーダがない。
バイトから帰って、ビン・カンのゴミ出しをした勢いで、部屋を片付ける感じで探したけど、ない。
消えてしまった。この世界から忽然と。
ガッカリした。
もう、寝る・・、と思ったが、天気がすごくいいので、眠くなるまで起きておくことにした。
実は、昨日のバイトのでレジ打ち中にピコンときたのだった。
現在執筆中の、「ボス村松の自転車泥棒」であるが、ラストまでの流れが繋がったのだ。
眠くなるまで、書くぜ。
きっと、2月20日の、「息つぎがうまくできない」の稽古初日までには書きあがるだろう。
あらすじを少し、お披露目させて。
人情刑事に、最初、自転車泥棒で捕まった主人公、本城真澄が捕まる度に、人情で逃がされ、罪を重ねていくお話。
ヒロインには、もらい事故の真由美。本城真澄が重ねる罪に、なんでだか事件現場に居合わせて、迷惑を被る。
しかし、本城真澄と、もらい事故の真由美は、惹かれ合うのだった。
恋の行く末と、罪の結末はどこにたどり着くのか・・。
こうやって、あらすじを説明できる話を作ろうと思って、今回はそれができてる。
俺の書く脚本は、あらすじの説明が難しいのが定番なのだ。
これは、よく褒められる「けつあごのゴメス」以来の、物語やでー。
けつあごのゴメスというのは、俺が22歳ぐらいの時に書いて、超えられない壁となっている一作。
サザンで言うところの、勝手にシンドバッド。
ただ今作の書き始めのモチベーションが「警察ど泥棒」のコントを書こう、だったから、「けつあごのゴメス」よりも切なくないな。
おバカ寄り。
それだけに、笑いを取っていきたいのが、上演に際してはシビアなところ。