ボス村松の自転車泥棒の、自転車泥棒はパチンコ屋の跡取りの元フィギュアスケーターという設定。
パチンコは中国の暗殺拳をルーツに持っていて、昔の台を指で弾く形式のパチンコ台は、暗殺拳の指の訓練器具だった。
俺の父ちゃんなんかは、ちょっと指の運動に行ってくる言って、パチンコ屋に向かったものだった。
暗殺拳は、親指でパチンコ玉大の鉄球・・つまりパチンコ玉を弾いて、人を殺傷する。
その暗殺拳の使い手、パ・チンコは満州時代の岸信介のボディガードをしていた。
岸信介は昭和の妖怪と呼ばれた大政治家で、現在の首相アベソーリの祖父。
パ・チンコは自転車泥棒の祖父にあたる。
パ・チンコの暗殺拳は一子相伝で、暗殺拳と共にパ・チンコの記憶/人格も伝承されていく。
満州に端を発したこの因縁が、物語のバックボーンにあり、これが芝居の最終盤でそれぞれの行動の動機やなんやの謎解きにからんでくる。
その説明が、脚本で今、うまくいってないところ。
今日、脚本を見直して突破口を見つけた。
パ・チンコの記憶/人格が伝承されていくことを、「1000年を生きる男」と表す、現地の言葉の視点だ。
インディアンでいうところの、ダンスウィズウルブスのノリで。
古代ウイグル語で、パは1000の数字の意味を、チンコは男を意味する。
パとチンコを合わせて、パ・チンコで、1000年を生きる男。
このチンコが男、というのが、奇跡的にしっくりくる。
これキタんじゃないの?
演劇の神様ありがとう。