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2019年11月18日

ストロベリータルト

食った。太った。そんな誕生日の週末だった。

48才になる俺の誕生日。厄年か。11月15日。お嫁さんは、この誕生日にストロベリータルトを作ってくれると言ったのだった。

ストロベリータルト。

それは長く追いかけて、叶わない思い出の味。

そう、あれは・・・。

俺が小学生の頃、母と妹と一緒に、福山に一週間ほど滞在したことがあった。

船員である父の社員寮が福山にあったのだ。

父は航海と航海の間の、陸に上がっての業務を福山でしていたのだと思う。

父が会社に行っている間、私と母と妹は特にすることもなく、母と妹は買い物したりお茶したり。俺は本屋で一日中マンガを立ち読みしていた。

夕方、喫茶店に俺も加わってお茶をした。

そこで俺が毎回、注文したというのがストロベリータルト。

まずはタルト生地があって。その上にスポンジ。その上に薄くいちごとソースの層。その上にムース。その上にソース。その上にいちご。生クリームも乗ってたかな?

おいしかった。スペシャルだった。

タルト生地のモソモソ感(ビスケットほど固くなくしっとり感のあるタルト生地だったと思う)と、ムースのプルプル感。酸味と甘み。

中でもムースのプルプル感がキモで、ふつうのケーキの1ランク上の、ケーキとは別種のデザートと感じたものだった。

パン<ケーキ<ストロベリータルトの順で、パンとケーキの開きと同ゲーム差で、ケーキとストロベリータルト間の開きもあるイメージ。

正直、経年による美化はあると思うんだけどね。

ただ、その美味しさはしばらく忘れて、月日は過ぎて、俺は大人になったのだった。

家では、毎日朝昼晩と食べ物が出てきて、食べることはどちらかというと、楽しみよりも作業に近かったからだ。

大学入学でそれが変わった。

一人暮らしを始めて、食べることが、自動ではなくなった。

お酒も覚えて、食事は娯楽に変わった。

世に、食べ物に関する問いかけで、「もし明日が人類最後の日だったとするなら、その時に何を食べるか」というものがある。

そこで、俺は、ちょっと意外性を狙ってその問いに、ストロベリータルトと答えた。それがキッカケだったように思う。

俺の記憶の、あの味を探す旅の始まりだった。

旅になったのは、おいそれと、俺の記憶のストロベリータルトが、ケーキ屋さんで売ってないことによる。

タルト生地とムースの組み合わせのストロベリータルトって、案外ないんですよ。

ムース部分が、スポンジだったり、カスタードだったり。惜しい所ではレアチーズだったりするのだが、ストロベリームースが真ん中にあるストロベリータルトがない。

お嫁さんと付き合うようになってからは、むしろ、お嫁さんが熱心にアンテナをストロベリームースのストロベリータルトに張った。

索敵能力二倍強。

でも見つからない。

そして去年の、あの事件があった。

お嫁さんの実家の岡山県井原市に行った時の事。

そういえば最寄の新幹線下車駅が福山じゃないか!と、それって思い出のストロベリータルトと出会った土地じゃないか
!と、気づいたわけだ。

俺の記憶を頼りに、お嫁さんのお母さん弟さんを巻き込んでの大走査線が福山に張られた。

だいたいその位置に、そんなような喫茶店はあるようだった。

福山駅の左端から出てすぐのアーケードの左側の店。

屋号は、白ばら。

お嫁さんも行ったことがあるという。お母さんに連れられて、小さい時から。

何だって!

二人は昔、そこですれ違ったこともあるのではないか?

頭の中ではラドウィンプスの前前前世が流れたのだった。

しかも、大走査線が発動した日、明日から、喫茶白ばらは、改装で休業してしまうというじゃないか。

本日は店頭販売だけという、この一点のタイミング。

ギリギリ間に合った。

過去の消えそうな点ひとつと、現在の消えそうな点一つが細い糸でつながるのか、つながらないのか?生きていて、ここまで煽られたことなんて一度もなかった。

♪前前前世〜

前世の話じゃないんだけどね。

お嫁さん一家と店の前に立って、どう?と問われとき、俺は「たぶんここ」と言った。

駅とアーケードと店の位置関係がビンゴ。

店構えは良く分からない。

果たして、そのショーケースにお目当てのいちごタルトは・・・、なーい!

なかったのである。

ストロベリームースのケーキはあった。でもタルトじゃない。

タルトもあった。これは、ムースもなければストロベリーですらない。

せめてタルトじゃない、ストロベリームースのドーム型のケーキを買って帰って食べたら、おいしかった。

記憶の味と同じだった。40年近く経てば、店のラインナップも変わるしな。

いや、この店だったのかなー。そうじゃないのかなー。

現在、そんなモヤッとしたままのそんなストロベリータルトを、俺の誕生日に、お嫁さんが作ってくれるという。

おもしろい。ありがとう。

誕生日当日15日金曜日は、お嫁さんも仕事。すぐ作って食べるのは大変。

行きつけのイタリア料理店じょんのび、と、これまたお気に入りの焼き鳥屋、鳥笑をはしごした。

翌土曜16日は、吉田、田村夫妻主催の芋煮会からの、戸辺教室飲みの予定あり。

そんなこんなで翌翌日曜日17日に、そのストロベリータルトが俺の前に現われたのだった。

お嫁さんも芋煮会に参加したので、その帰りに材料を買って、俺が戸辺教室で将棋を指したり打ち上ったりしている間に、作ってくれたんだね。

その感動の力作がこちら!

ストロベリータルト.JPGいちごは季節じゃないので、1パック1200円!

タルト生地の上にスポンジ(カステラを薄く切って敷き詰めた)その上にストロベリーソース(いちごをミキサーで)。そしてムース(生クリームを加えてゼラチンを合わせて)。その上にソース。そしていちご!

要素は再現されました。俺の記憶スケッチは、いちごはタルトのケツのところに丸ごと乗ってて、その辺りには生クリームのホイップがもしょもしょとトグロを巻いてた気がするんだけどね。

でもそんなことはよし。

タルト生地ってどこに売ってるんだよ!など、お嫁さんが足を棒にして探してくたんですよ。

その日の芋煮会の会場の小金井公園が広くて、探す前段階で相当歩きました。

芋煮会場の最寄りは武蔵小金井とアナウンスがあったところ、正解は東小金井駅。武蔵小金井駅で下りたことにより、東西方向に武蔵小金井ー東小金井間の一駅分多く歩いた。駅から公園までの南北方向も一駅分ぐらいある。

それは足も棒となろうものさ!

そんな努力の味は!


えー、味はおいしかったです。

記憶の味にほぼ同じです!

タルト生地がビスケットみたいに固くサクサクだったのが違うといえば違う。タルト生地がもうちょっとしっとり厚めで、スポンジ部分とシームレスな感じだとなおよかったかもしれないけど、そんなことはお嫁さんには言えません。

感動の最高のお誕生日となりました!

明日人類最後の日だったなら、あなたは何を食べますか?

俺は、湖池屋のポテトチップス、STORONGサワークリームオニオン味を食べます!

生きてると、最高最上は日々更新されていくからねー。

STORONGサワークリームオニオン味、おいしーよねー!!






posted by ボス村松 at 23:18| Comment(1) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする