お嫁さんは恵方巻が好き。
しかしここ最近、お嫁さんが仕事から帰る時間帯には売り切れているという。
数年前、大量廃棄がやり玉に挙がってから、スーパーは作る数を減らしている。
それならばと、今年は昼間に動ける俺が仰せつかって、指示通りにオオゼキの海鮮恵方巻を調達した。
最寄りのオオゼキは、鮮魚が強い印象がある。
他に、食べ比べてみようと俺が早朝バイトをしているスーパーマーケットのものも調達した。
うまかった。さすがのオオゼキ。
そして、うちのスーパーのも負けていなかった。
よかった。
オオゼキのものは1本サイズを2本購入。(12:00時点)
うちのスーパーのものは、ハーフサイズのものを一つ。
1本サイズのものは売り切れていた。(14:00時点)
時間のズレはUBERをしながら店を回ったため。
***
お嫁さんに手渡すとき、俺は
「やはり、俺たちは恵方巻に、騙されているよ」
と言った。
「なんで。恵方巻おいしいよ」
とお嫁さん。
「こっち(オオゼキ1本サイズ)は、もうわかんないだけど、こっち(うちのスーパーハーフサイズ)のは、これで魚丼よりも高いんだよ」
この時、俺の手にあったうちのスーパーのハーフサイズは、大変ちんまりして見えていた。
魚丼が最強すぎるという話もある。
600円弱であのボリューム、あの満足度。
***
オオゼキのは、イカが利いていた。
うちのは、数の子が利いていた。
おいしかったです。