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2008年07月27日

あんこ

甘いものは別腹。
「むー、悩ましい」
24時間営業のスーパーの甘いものコーナーの前に陣取るのは、JUDYとMURAMATSU。飲んだ帰りなのだった。もう5分はそこに立っている。

MURAMATSUの手には既にストロベリータルトが保持されていた。大好き。人生最後の時にはコレと決めている。
悩ましいのは、だから、JUDYの方。
MURAMATSUはそんなJUDYを焦れるでもなく待つ。何故ってJUDYはYUKIちゃんに似ているから。そういう設定だから
yukikirakira.bmp
男子たるもの、お金を払ってでもYUKIちゃんが別腹のデザートを選ぶのを後ろから見守っていたいものだ。かわいいなあ、YUKIちゃん。「むー、悩ましい」だって。この、むーっていうのがいいよね。むーっていうのが。JUDY AND MURAMATSUは演劇共犯者。面白い脚本書けたら俺の芝居出てね、いいよ暇だし、とかその辺の話はついてる。そういう設定。

「決めた。これにしよう!」
JUDYが手にしたのは、夏の涼味セット。羊羹っぽい四角いものと、つるんとした丸いものが数種類入っている。なるほど、目に涼しげである。ストロベリータルトも素晴らしいが、これも悪くない。いい買い物だよお客さん。

   ***

「大変だよ!MURAMATSU!」
「どうした!JUDY!」
「これ全部、あんこ味!」

夏の涼味セットを全部平らげたJUDYが言った。

「うん、そういうもんだろ」
「ていうか、和菓子って、よくよく考えてみると全部あんこ味」
「そうだね」
「アタシ、あんこ大好き」
「俺も好き」
「でも、全部あんこって。全部あんこって」
「思い切ったね。和菓子。潔い」
「おもしろーい」
「おもしろいね」

なんだか愉快な気分だ。特別、愛とか死とか人生訓とかに繋がらりそうにもない小さな感興。その場に生まれて、少しの間そこに留まって、じき消えてしまう。

「和菓子って、全部あんこ味」

消えたあとには何も残らない。

MURAMATSUはそれを何かに留めておきたいと思った。彼は脚本書きだった。しかし、彼の作風はゴリゴリのガチムチなので、彼の脚本では愛とか死とか人生訓が、ミサイルみたいに飛び交うのだった。だって芝居って割とそういうものだったりするじゃん、なのだった。これは芝居になりにくい言葉、というのが、ここでのMURAMATSUの見解。

そうか。

MURAMATSUは、はたと気づいた。

この小さな感興を留めておくために、あなたは俳句というものを生み出したのですね、松尾芭蕉先生!5・7・5、17音の世界最短最速の定型詩。MURAMATSUは、いかにもと頷く芭蕉先生の姿を幻視した。

「というわけで、一句詠ませてもらうね」
「何を突然」とJUDY。

   ***

夏の涼味セットが全部あんこ味だったことに詠める

  ---- うむ。涼味 とっても大好き アンアンアン      MURAMATSU


「さて、どこが面白いかっていうとだね、JUDY」



来年のどこかで、ハチクロリスペクトの芝居をやります。役者募集中。
興味ある方はこちらへ
officeiron@yahoo.co.jp
posted by ボス村松 at 05:27| Comment(1) | TrackBack(0) | JUDY&MURAMATSU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「あんこだけじゃないですよ^^;」
細かく突っ込むのもなんですが、飴、蜜系お菓子、干菓子(落雁など)、煎餅、かりんとう、きなこ等等、あんこ以外にも色々お菓子ありますよ^^
(一応、茶道に籍をおいている者としてコメントしました)
Posted by okada at 2008年07月28日 10:07
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