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2008年12月18日

竜王戦

わーん、羽生負けたー。でも、渡辺勝ったー。

二ヵ月前まで、将棋にアンテナは立っていなかった。でも子供のころ好きだった。将棋の本ばっかり買ってた時期があった。今もそんな弱くはないはずだが、将棋の無料ソフトの初級に10回挑んで9回負ける。弱いみたい。すごいね、コンピューター。
そんな折、竜王戦中継サイトというものを発見し、眺めているうちに、こんな面白いものがあったのか、と引き込まれる。トリコとなった。

竜王戦中継サイトでは、クリック一つで対局者の一手一手の指し手が再現される。大一番なので、控え室ではその日は暇なんだかの、ガヤの棋士がいて、対局者の一手一手に対して、変化手順を検討したり、ホエーとか歓声を上げたり、いかにもガヤらしい役を演じてくれる。スラムダンクの観客席、DMCの観客席と同じだ。

羽生は、名前が知られるようになってから今まで、ずっと第一人者であり続けているのだが、さすがに勝ちっぱなしは難しく、、ここ数年は将棋界全7冠のうち、2冠、3冠のあたりをウロウロしていたのだった。ところが今年になって調子が上がり、持っているタイトルを二つ防衛して二つ奪って(名人を含む)、5冠目を奪いに渡辺竜王に挑戦という今回である。羽生、再び全制覇、7冠ロードに乗ったのか。いや、乗ってほしい。というみんなの願い。ヒーロー再び立つ。

渡辺竜王は、まだ24歳の若手で、19歳(?)の時に羽生の持つタイトルに挑戦して、追い詰め、最後は羽生が勝つのだが、最終局で羽生は手がブルブル震えて手がさせないという事件を演出した。コンピューターソフト「ボナンザ」とガチで、人間対コンピューターをやったことでも有名。ブログを持っている。マメに誠実に更新している。嫁がいて、嫁のブログもあって、この嫁のブログが面白い。もはや情が移って、俺はこの夫婦が他人の気がしない。羽生に勝ってほしいが、渡辺にも負けてほしくない。

ちなみに前掲の羽生―渡辺戦以後、大一番の勝ちが決まった局面で羽生の手が震えるようになり、それがハブフルエと一部好事家に呼ばれるようになり、また、おそれられるようにもなった。ハブフルエは死刑宣告。他に、ハブニラミ、ハブグリグリなど多彩な技を持つ、羽生にしても最大の必殺技なのである。

竜王戦は7番勝負。最初は2週間、途中から1週間おきに全国を行脚、一流旅館を舞台に戦われる。先に4勝したものが勝ち。しかも今回の竜王戦は特別で、羽生が勝てば通算7期の竜王位獲得で、永世竜王の称号を得る。こうなると羽生は全7タイトルの永世称号を手にすることになる。対して渡辺が防衛した場合、渡辺が連続五期獲得の規定で、やはり永世竜王の獲得となる。大一番なのだ。

第一戦、パリ。羽生が誰にも想像つかないミラクルな差し回しで、渡辺の自信を粉々に粉砕する。終局後、感想戦でいろいろな手順を検討した後にそれでも渡辺は、次があってもそれでも僕は2二角と打ってしまうと、つぶやいた。敗戦の契機となった2二角をである。この一戦に観戦記を書いた、梅なんとかさんの観戦記も熱く、秀逸。芸術の都で、羽生は一人の力で偉大な芸術を完成させた。みたいな。

ここから渡辺は調子を崩す。タイトルがかかった竜王戦の合間に、他タイトルの予選、順位戦等戦われるのだが、負けが多くなる。ブログのキレも悪い。嫁のブログは絶好調。羽生に何もできずに3連敗をくらってしまう。内容も、いいトコなしといったところ。

そして、迎えた第4戦、ここでも羽生は渡辺をボコボコ。羽生の陣形は無傷のまま、渡辺の丸裸となった王様を盤面ところ狭しと追い回す。途中、もう羽生の勝ちで決まりと思われた局面も2度や3度ではない。羽生の手も2回、ブルブル震えたのだ。しかし、不思議と詰まない。ここで控え室のガヤも好プレー。「羽生さん震えるのが早すぎるんじゃないの?」等ナイスコメント連発。基本頭のいい人たちなので、コメントの質が高い。将棋には判定勝ちみたいなルールがあって、お互いの王様が詰まなくなったら、そのルールにのっとって勝ち負けを決める。この将棋がそれになって、渡辺がついに判定勝ちを収めた。ハブフルエ不発! 終局後の渡辺の感想も、今でも何で勝ったのかが分からない。というもの。ここまで4戦して、渡辺には分からないことだらけ。今回のもラッキーパンチが一発入ったものと思われていた。

しかし、これで調子を崩したのが羽生。ハブフルエが破られたのがこたえたのだろう、今度は渡辺にボコられる。5戦目、6戦目、いいところなし。星勘定をタイに戻される。おまけに7戦目の二日前、一般棋戦でも渡辺との対局があったのだが、これにも負ける。もうボコボコ。いいところなしで。

長い前フリでした。そして、今日が最終局。第7局、天童。序盤中盤は羽生リード、渡辺が一時逆転して、もう一回羽生が逆転して、もう一回渡辺が勝ったか、みたいな局面になる。そこで今度は羽生の王様が裸で逃げ回る。詰みそうで詰まない。第四戦のリプレイを羽生と渡辺を入れ替えて、見ているよう。今度も、渡辺に指運があって、羽生の詰めろを消しての必至がかかる。140手で羽生投了。負けましたとイヲタダシテ頭を下げたという。

羽生はやはり、基本、バリ強キャラで、将棋界の7つのタイトル戦は基本トーナメントなのに、7割の確率で決勝に顔を出す。トーナメントなので、勝てば勝つほど、対局が多くなる。この1局と勝負を絞れないし、絞らない。淡々、泰然と勝ち負けを繰り返す。今回の敗戦のコメントも、チャンスはあったと思うのですが力いっぱい戦ったので仕方ないです、とのこと。でも、それ本当か?

羽生は渡辺にこれで五連敗。通算の対戦成績も10勝10敗と並ばれた。実は、全棋士の中で羽生に星を五分に持ち込んだのは渡辺が初めて。世代交代、なのかもしれない。

正直、羽生に勝って欲しかった。再び7冠へ向かうストーリーが見たかった。しかし、渡辺にも負けて欲しくなかった。渡辺は竜王のタイトルしか持っていないので、負けるとただの渡辺九段になってしまう。今、若手で羽生世代(羽生のみならず、羽生の同期は皆、強い)に対抗できているのは、渡辺ただ一人なのだ。彼が無冠に戻るのはさびしい。また、3連敗中のしょんぼり具合のカワイサといったらなかった。

で、冒頭の叫びに戻る。

わーん、羽生負けたー。でも、渡辺勝ったー。

何より、戦いは続くこと、また彼らときたら年中戦っているのがうれしい。これはマズイ趣味みつけちゃったなあ。
posted by ボス村松 at 23:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 文化祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
世代交代なのかもしれない

その表現、なんか違和感ある。
ちがうなあ。
Posted by 169 at 2008年12月20日 20:09
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