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2006年10月05日

加藤雅彦著「ハプスブルク帝国」読了

hapusuburuku.jpg加藤雅彦著「ハプスブルク帝国」
 

俺は俺の芝居に「ハプスブルク」という単語を何度か使ったことがあった。
しかしその実、ハプスブルクと言って、思い浮かぶのは、神聖ローマ帝国、マリア・テレジア、王妃エリザベート、といった数個のキーワードで、それらのキーワードも知っているとはいえ、大海に浮かぶ島みたいにそれぞれがつながっておらず、頭の中で何ら意味のある象を結ばない。芝居に使った以上はもうちょっとハプスブルクについて知っていなければ、まずかろう。遅ればせながら、ここらで、どんなものか知っておこうと思ったのだった。

 
で、読んでみた。
 

すごいぞ、ハプスブルク家!
政略結婚で、スペインに婿をやったら、周りの王位継承者が軒並み死んで、スペインを相続、ボヘミア・ハンガリーに婿をやったら、周りの王位継承者がこれまた軒並み死んでボヘミア・ハンガリーを相続、ということを一代のうちに経験していたのだった。棚ぼたで、一気に欧州トップの家名に上り詰めたらしい。

特にスペインはその当時絶頂期で、最強国だった。言うなればアメリカ。海外に植民地多数、イタリア・ポルトガルも領土としていた。アメリカを相続ってどういうことよ。国家は全く、家のものだったんだね。
 
そこから200年後、今度は逆に、そのハプスブルクで、男子の世継ぎに恵まれなかったとき、女系にも相続権を拡張しようとしたところ、フランス、プロイセンが、女系はダメだと言って(余計なお世話だよ!)、ハプスブルク家の領土の分割・解体を主張、それぞれの領土にしようと画策したのだった。→オーストリア継承戦争

ちなみにこの時のハプスブルク家当主カール6世が家督を譲ろうとしたのが、マリア・テレジア。ここで知ってる名前が出た!ここに絡んでいたのか!おお!
マリー・アントワネットの母にして、絶対王政下における啓蒙君主の代表格。それでいて、ダンナとはラブラブで、十六人の子供を生んだって、どんな体力してるんだよあんた!


というわけで、「紀子さん、男の子を出産」で、めでたい気分になるのは、仕方のないことなのだ、とタイムリーな感想を得た。男の子だったら、でかした、女の子だったら、ガッカリというのはオカシイという一方の論は、考えてみれば、それはそれで全くそのとおり。しかし反射では、男の子か!めでたい!というふうな反応をに皇室に全く興味のない俺でもしてしまう。有形無形の歴史が俺の体に刻まれていたのだ。お国存亡の危機だったんですね。この前までは。皇室に男子が生まれないというのは。・・・とここまできて、そうだよ、お世継ぎお世継ぎと言うのはハプスブルクを例にとらずとも、時代劇の定番モチーフじゃん。何を今更じゃん。

「今度は男の子」というプレッシャーの中、バチッと男を生んだ紀子さんはすごい。メダルをとったオリンピック選手への拍手と同種のものを彼女に俺は送った。


私の劇団、劇団鋼鉄村松のHP
http://www008.upp.so-net.ne.jp/koutetsu/

posted by ボス村松 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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