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2006年10月23日

JUDY&MURAMATSU(7)博士の愛した私の頭の中の消しゴムに花束を

記憶がなくなっていく物語が多すぎる、と思っていた。
だから僕は歌うんだ、という歌詞と同じぐらいに。

   ***

「もうダメだ!」
MURAMATSUは、誰かにダメじゃないよと言って欲しいときに、
もうダメだ、と言う。一般的にはこれを泣き言と称するそうだ。
MURAMATSUに泣き言がある時、そんな時は彼女の出番だ。

レスキューレスキュー、MURAMATSUさんがお呼びです。

「何があったの?」
JUDYがMURAMATSUの扉を叩いた。
MURAMATSUは、おお、そこにいたかと、JUDYに振り返り
「今日、すごいのが出てこなかったんだよ」と言った。
ここで、すごいのがでてこなかったというのは、簡単な単語が思い出せなかった、の意。
でっかいウンコが出なかったとか、そういう話ではない。

   ***

yukikirakira.bmp
JUDYは慢性的な女優不足に悩む、作劇家・MURAMATSUの脳内麻薬が生み出した、妄想の女優にして、最大の理解者。主たる話相手。YUKIちゃんに似ている設定


「本庄まなみ?」とJUDYが言った。
本庄まなみは、長くMURAMATSUの頭から抜ける人名NO.1の座を占めている名前。(実話)
「えーっと、癒し系の系譜でわりに最初の方の人で、えー、だいぶ前に結婚した(だいぶ前かよ。もっと最新情報を!)」などとやって結局思い出せないことが多い。一日中考えていることもある。

「本庄まなみじゃねーよ」とMURAMATSU。
人の名前じゃないの。
「アレが出てこなかったんだよ。アレが・・」
MURAMATSUが、言葉に、詰まる。
JUDYが、ニヤニヤ、笑う。
「まあ、今また、その、何が出てこなかったかが、出てこない、ってことなんだけどね。もう!」

   ***

という訳で、”博士の愛した私の頭の中のけしごむに花束を”が開幕。

CAST
博士の愛した私・・・JUDY
けしごむ頭・・・MURAMATSU

   ***

「アレ、アレだよ」と”けしごむ頭”。
「アレじゃ分かりません」と”博士の愛した私”。
「だから、あの、その、光る、・・えと、暗いところにあると便利な奴。手に持つ奴」
「?」
「電池で光る、」
「懐中電灯?」
「うん。懐中電灯」(実話)
「いや、懐中電灯は案外日常では、使いませんからね。忘れるのも仕方ない部分はありますよ」
「もう、ダメだ!俺!」
「大丈夫です!!落ち着いて!」
博士の愛した私はけしごむ頭に贈る花束を探した。
「いいですか、けしごむ頭。例え、けしごむ頭からたくさんの言葉が失われていったとしても、そこには消しゴムのカスという名の、・・・・・散り散りになった黒いよれたものが残るわ」
上手いことを言おうとして、いつでも上手いことを思いつくわけではないし、上手い言葉で救われた気になることなど稀なのだ。
だから「ありがとう博士の愛した私」とけしごむ頭はとりあえず感謝してみた。
「ごめんなさい。けしごむ頭、」
博士の愛した私は、言った。
「けしごむ頭が私を忘れても私はずっとけしごむ頭のことを覚えてますから」
ヒグチカナコの台詞の引用である。ケン&カナコ映画「明日の記憶」より。この前CMで見た。これによって、本タイトルも「”明日の”博士の愛した私の中の消しゴムに花束を」へ改題。長い。

「ところで、君を愛したっていう、博士って野郎は、今、どこで何をしているんだい?」けしごむ頭が、博士の愛した私に、たずねた。
「あっち?」
そう言って、博士の愛した私はこっちを見た。

こっちを見られて、思わず首をすくめるYUKIちゃん好きの俺。確かに愛してなくもない。パソコンのキーボードに向かっている。博士って訳じゃないけどね。分析を加えてみる。MURAMATSUがJUDYを忘れてしまっては、設定上MURAMATSUの被創造物たるJUDYが存在することは不可能なのでは。

「そうだわ」
とJUDY。
「私のことは、忘れちゃだめだよ」とJUDY。
「努力する」とMURAMATSU。

初めて自らの存在の危うさに、漠とした不安を感じたJUDYなのだった。


私の劇団、劇団鋼鉄村松のHP
http://www008.upp.so-net.ne.jp/koutetsu/
posted by ボス村松 at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | JUDY&MURAMATSU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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