JUDY.jpg 劇団の動画など、ありますよ?
ボス村松ドラマスペシャル「じ・だん」パラパラアニメ
遍歴の騎士ヤマオカ卿の酒気帯びでやんすダイジェスト
けつあごのゴメスダイジェスト
P型柔道一門PV
ミハエルとアイルトンとチュウカドンPV


2006年10月26日

読書感想文「人間の土地」サンテグジュペリ著

まず、小・中学校の頃、読書感想文がキライだった俺が、好んでブログでこんなことを書いている奇異に詠嘆である。
 
   ***
 
「人間の土地」サンテグジュペリ著。
一回読んだ本を、どんな話だっけ、と開いて、
ああ、そういやこんなだったか、と、 
そのまま、電車の中や仕事の休憩中に読んでいて、今日読了。
 
思索する飛行機乗りのサン・テグジュペリが、
空を飛んでるときと、墜落したときの話でした。
antoinedesaintexupery.jpgアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
 
全編の半分以上が、星と砂漠の描写じゃないかと思われるぐらい、
星と砂漠が繰り返し繰り返し、手を変え品を変え語られる。
 
砂漠の、誰も足をふみいれたことのない、貝殻が堆積されて出来た高台に不時着して、
その高台に黒い石があることを不審に思う。
悠久の時間の中で、ここには貝の死と星の輝きしかないはずなのに、と。
果たしてその黒い石は、隕石であり、星のかけらだったのだ
 
思わず字を斜めにしてしまいますが、そんなことよりもアントワーヌさん、と言ってしまう俺がいた。
 
おまえ、不時着しすぎじゃねーかと。
 
あんまり不時着するので、65ページの墜落から数を数え始めて、205ページのおしまいまで、
6回不時着しました。この人は。
 
昔の飛行機は、よく墜落する風に書いてあるので、大変な職業であることよ、と
感じ入る部分もあったのだが、実際のところ操縦が下手だったらしい
このエントリを書くために、サンテグジュペリの画像を探してたところ、ウィキでそのことが判明
大笑い。非常にスッキリする。
 
そのことを知ると、味わいも深くなる。
サンテグジュペリの飛行機は単発ではなく、何人か乗りで後部座席には機関士だか通信士だかが乗ってるんだが、
サンテグジュペリが、砂漠と星について思索しながら、星星の間を夜間飛行している間、
居眠りをしたりみたいなことを、書かれちゃってるわけだが、
彼らにしてみれば、
思索はホドホドにちゃんと、操縦しろ!と言いたいに違いない。
だからおまえは、墜落するんだよ!
 

   ***
 
砂漠の不帰順部族のことも多く語られている。 
 
連戦連勝の、不帰順部族にとっては脅威の、フランスの大佐だかがいるのだが、
その大佐こそが、砂漠に生命を与えているのだ。とか。
大佐がやってきた、となると、不帰順部族は俄かに活気づき、武器を磨き、
その大佐の部隊に向けて駱駝を歩かせる。
 
俺はそういうことってあるんだろうなあ、と、ホホウと感心する。
翻訳調の硬い文章の中に走る、バトル感。
何のことはない。強敵と書いてトモと呼ぶ、のお馴染みのジャンプ的文脈なのである。
何を語るかではない。
如何に語るかなのだな。
 
この不帰順部族のすごく、可愛いところがあって、
「こいつらを手なずけてやろう」とサンテグジュペリ以下は、
不帰順部族の頭目だった者たちを、フランスじゅう、引き連れて回すのだが、
でっかい滝の前にて。
「すごい水だ」と砂漠の頭目。
「すごいだろう」とサンテグジュペリ。「じゃ、次行ってみよう」
「待ってくれ」
「どうしたの」
「この水が流れ終わるまで、ここにいさせてくれ」
 
   ***
 
タイトル「人間の土地」について。
全ての人間には、人類を栄光に導く素晴らしさの種というものが宿っている。
その種が、芽吹く土地が必要だ。という感じかな。
人間は大きなものと、つながっていてこそ、幸せが得られる。
その意味では、戦争や、対立する宗教などもその大きなものの、代用物として機能しているとしたところは、クール。
職業は人間を大きなものに繋げる役割を果たす。土地となりうる。
職業意識はサンテグジュペリのお気に入りの概念。
職業は人類の栄光への前進の一助になっていなければならない。
 
賃労働者×
農夫   ○
 
というのは、少し偏っている。
 
 
私の劇団、劇団鋼鉄村松のHP
http://www008.upp.so-net.ne.jp/koutetsu/

posted by ボス村松 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック