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2007年03月14日

ルームルーデンス

 先日、ルームルーデンスという、劇団のワークショップに行ってきたわけであるが、
 
 ルームルーデンスは、ギリシャ悲劇とかカミュとか、高めのホンを翻案して、気合いを入れれば、シアタートラムで公演を打てる劇団なのである。つえー。
 
 次は、世田谷パブリックシアターを狙っているそうだ。
 
 さて、私が参加したワークショップというのは、ズバリ、ホンの朗読である。次の公演に、と考えているカミュのホンを沢山の人に読んでもらいインスピレーションをもらうのだそうだ。
 
 私はその本読みで、セリフの多い役を読ませてもらい、自分では、なかなか上手に読めたなという箇所もあったこともあって、演出の田辺さんに「どこかの養成所に入ってらしたんですか?」と問われた時には、やや胸をそびやかして「いいえ」と答えたものだった。
 
 しかし、冷静に考えてみると、私のセリフ回しは果たして、養成所に入ってたみたいに上手だったのか、養成所くさくて下手だったのか?
 
 どちらにもとれそうだ。養成所に入ってたみたいに上手と言われて、果たして嬉しいのかという話もある。ROCKな才能に、養成所の匂いはしなかろう。
 
 
 
 朗読に使ったカミュのホンは「誤解」。
 
 「カリギュラ」と二本立てになって新潮文庫で出ている奴だ。大学時代に読んだとき、つまらんな、という感想を持ったことだけ覚えていて、話の筋は殆ど忘れていた。が、読んでいくうちに思い出した。

 
「ふむ、とすると困ったことになったぞ。全く 自分の気持ちが分らなくなってしまった。しかし僕には彼女たちを幸せにする義務がある。今日はここで一眠りして、明日、マリアと一緒に出直そう」(みたいな感じ)
 
 
 翻訳口調が新鮮であった。
 そして思っていることは殆ど全部口に出して言っちゃう登場人物たち。
 セリフひとつひとつも長め。
 短いセリフの掛け合いで、言わないことを、場の空気で伝えることが最上とされる昨今のフヌけた演劇とは一線を画す。
 
 こういうのも面白いな。うむ。悪い台本じゃないじゃん。(何様だ)
 
 
 悪くないどころか、こいつはいい台本だとおもったのが、合わせて読んだチェーホフの笑劇(喜劇ではなく笑劇と書いてあった)の、「熊」。
 
 チェーホフの一幕物で初めて当たった作なのだそうな。
 
 カミュの本はひとセリフあたり、当社比2倍の文字数だったのがチェーホフになると、一気に10〜20倍とすごいことに。
 
 平気で2、3ページ喋りやがる。さすが権威。大家。
 
 また翻訳家のファインプレーがあって、未亡人が男を罵る場面なのだが、
 
 
未亡人「この人でなし、熊、ずく入道!」
男   「な、何と申されました?」
 
 
 いや、俺がなんと申されましたかだよ。
 
 何だよ。ずく入道って。
 
 この後、自分の劇団にこの「熊」を持ち帰って、いや、案外面白いんだよチェーホフ、とみんなで読み合わせをしてみると、やはり、みんな、ずく入道を大喜びで強調して読む。
 
 翻訳家の造語だったら、素敵だなあと、半ば”検索した言葉に該当する言葉はありません”を期待して、ググってみると、どうやら、ずく入道は民話的なものとしてあるようだ。
 
 しかし、まだどんなものか判然とはしていない。入道なだけに、タコ坊主、と同義のものとして、私は解釈しているのだが。
 
 
6月の公演「P型柔道一門」のPVを作っちゃいました。見てやってください。
http://www.youtube.com/watch?v=FWHxxyZhRPw
posted by ボス村松 at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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