JUDY.jpg 劇団の動画など、ありますよ?
ボス村松ドラマスペシャル「じ・だん」パラパラアニメ
遍歴の騎士ヤマオカ卿の酒気帯びでやんすダイジェスト
けつあごのゴメスダイジェスト
P型柔道一門PV
ミハエルとアイルトンとチュウカドンPV


2015年07月28日

シアターノーチラス「水槽」観劇

まめ芝でご一緒した美人看護婦の知人に誘われて、新宿眼科画廊へ。

ギャラリーでの静かな会話劇。

かなり苦手な形式だ。

ギャラリー公演は客席も明るく役者さんとの距離も近い。

小劇場においてお客さんは一緒に芝居を作る共犯者みたいな側面があるが、ギャラリー公演はさらにその度数が上がる。

私は良いお客さんではない。すぐうつむくし。明るいのも近いのも困る。

あと、静かな会話劇が苦手なのは、人の噂と口論と昔話ばっかりしながら、ちょっと弱い理由で舞台を出たり入ったりばっかりしている印象があるから。

結果的に公演を振り返ると、このシアターノーチラスさんの公演は、それのどれにも当てはまっていた。

でも、新宿眼科画廊に入って、役者さんが最初の2、3言の台詞を交わすのを聞いたとき、私は「あ、この芝居多分おもしろいわ」と思った。

役者さんの発する声が静かにキレイなリズムを取っていて、その世界に魅了されるというのとは違うのだけれども、少し離れた遠い場所から役者さんたちのセッションを鑑賞した。

昔暴君・今車椅子であった父が亡くなっての1年後、父が亡くなった海沿いのレストランに今年も行く。その朝の妻と子らの情景一幕一場。子にはそれぞれの伴侶がいて、それぞれの上手くいかなさを抱えている。お話の軸としては、父が亡くなったのは事故とされているのだけれど、本当はこの中の誰かが手を下したのではないか、というミステリー。

でもこのミステリー仕立て、犯人は誰か?というのは、俺にはこの演技演出脚本の言葉遣いからは、大味で野暮ったいものに思われた。

そこだけ安い、みたいな。

ところが、それが最終盤、犯人の私がやりましたの告白のところで、犯人であるところの長女の夫が、押さえた演技の中でボロボロと涙を流したのには度肝を抜かれた。

劇的な演技の中で搾るように泣く役者は時々見るけど、こんなに静かに泣く役者さんは初めて見た。

とめどなく涙が頬から顎を通って、ボタボタ膝に落ちる。

大迫力だった。

彼の「わからない」という言葉はとても美しく説得力があった。

こんな芝居もあるんだなー。

おもしろかった。
posted by ボス村松 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック