廣岡くんちに行って、そのガレージに積まれている舞台装置をバラして、鋼鉄村松の小道具を回収して、あと、飲んできた。
廣岡くんとか、キラー村松Jr.もそうだけど、ちゃんと働いて子供育てて、小劇場もやってるってすごいなあと感心する。
バラシ作業しながらのよもやま話。楽しい時間であった。
廣岡くんの勤めている会社のバイトくんとして働いている藤堂さんの近況を廣岡くんから聞く。
胸を痛めるんだか笑うんだか大変微妙な気持ちになる。
「中野くんとして働いています。いや、藤堂さんはバイトとしては今、ウチのNo1ですよ」と廣岡くん。
藤堂さんの藤堂というのは、芸名で本名が中野。
本名の中野くんとして働いている。普通の話なんだけど、なんか面白い。
「おもしろいとかいわないでくださいよー」
今にも藤堂さんのボヤキ突っ込みが聞こえてきそうだ。
廣岡君とは真逆ともいえる、生活基盤がグラグラの藤堂さんであるが、次々回作、ボス村松ドラマスペシャル「じ・だん」にはレオナルドケツプリオという藤堂さんへのアテ書きみたいな役がある。生活を立て直してまたぜひ俺の芝居にさんかしてほしいものだけれども、さて、どうなるか。まあ、いなかったら、いなんいでもいいんだけどね。
「そんなこといわないでくださいよー、俺ボスにけっこう尽くしてますよ今までー」
今年2月で閉店となる春日部西武7Fで廣岡くんと夫人の南部警察署長と愛息、ケンタロウくんとごはんを食べる。
会食を終えて、まだお腹に入りそう。
その春日部から足を伸ばして、大宮の今井くんのハンバーガーを食べに行く。屋号はグレイトエスケイプ。
リュックサックに剣(小道具)を突き出して、両手にもカバンを抱えて店内に入ると、今井くんは目を丸くして何ですかソレと言った。
ダンジョンを冒険するトルネコです。
ハンバーガー、うまかった。
五人連れのお客さんが入ってきて忙しくなった時に店を出た。
うん。俺は芝居を頑張るよ。