プリズンブレイクイメージ.jpg 新作情報
 「ボス村松のプリズンブレイク」
 2020.7.24(fri)-25(sat)
 @新宿シアター・ミラクル
 2500yen
  

2020年07月14日

ふて寝

木村王位が優勢で、藤井七段に勝ちそうな局面で、芝居の稽古に出た。

お嫁さんはホクホク顔でパソコンの前に座っている。

部屋を出る間際に、今日は木村王位が勝つよとお嫁さんに声をかけると、お嫁さんは、油断はしませんよ去年の第二局も大優勢から逆転されてしまいましたからとのこと。

ああ、そういうのあったね。

今日は自分が役者として出ない短編の練習回。

昨日の自分の演技が納得いかなかったので、今日もやりたかったところだけれども、そうもいかない。

そこは自習でがんばりましょう。

「屋代秀樹の積尸気冥界波・宝保ver./田中ver.」と「ボス村松のエピローグ」を返し稽古した。

3篇どれも、演出意図が汲まれたものとして、立ち上がった。

イケるで。

勝利の予感するで。

ここまでは、俺もやれる演出。

ただ2回3回と見ると、見る俺の目に新鮮さがなくなってしまう。

これは当たり前のこと。

舞台演出というのは、ここから先は目に見える新鮮さを追い求めるのではなく、俺がイケるでと感じた時のメカニズムが正しい方向に伸びているかどうかを「理性」で判断する作業、なんだと、思う。多分。

俺は、これが、あまりうまくない。

今作ではちゃんとやるんだ。

何はともあれ、今日は思ってたものよりも数段上のものを稽古場でもらったので、ホクホクして帰ると、部屋が暗い。

あれ?お嫁さん寝たのかな?

早いな。

と思って、ピピンときた。

木村王位が、逆転負けを食らったのだ、きっと。

ふて寝、か。

しかし、あそこからの逆転があるのか?

携帯の棋譜速報でチェックすると、案の定、藤井七段が勝っていた。

素人目には、木村王位が決めそこなったように見えるのだが、それは浅はかな見方で、お藤井七段の魔術めいた手練手管によって、木村王位は負けに追い込まれたらしい。

お嫁さんの気持ちは、よくわかる。

俺も羽生さんがタイトル戦線の最前線で戦っていたころ、羽生さんが負けるとその日はおもしろくなかった。

お嫁さんの思い入れは、その数倍である。

心の平穏が人間の求める究極なのだとしたなら、

なるほど、人を愛するのも良しあしだよな。

頭を剃って、仏門に入るのはそういうことだ。

posted by ボス村松 at 23:35| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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