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2007年07月13日

ポツドール「人間失格」観劇

今日、ポツドールを見てきた。名前はもちろん知っていた。岸田戯曲賞受賞ね。見るのは初めてだった。ポツドールとの出会いから、書くことにします。

ずいぶん昔の話だ。「知り合いの劇団の芝居を見てきました」という今井が、難しい顔をしている。「行ってみたら、ガチのフェラチオを見せられました」

うひょー。マジかよ?!

これが、ポツドールの(たしか)旗揚げ公演で、私とポツドールの出会いだった。

エログロナンセンスなんて言葉が小劇場界隈をブイブイ言わせていた頃ではあったが、舞台でのガチ生フェラチオは予想外で、今井は自分の見てきたことを、消化しきれない様子だった。

しかし、まあ、ガチでフェラチオが舞台に上がる世の中になっちまったのなら(嫌な時代だよ!)仕方ない、ウチも1回ぐらいはチンコを鞘から抜いておくか。それ以降は、抜けるけど抜かないという方針で行こう、ということになった。

結局1回ならず、今回の当事者今井が3回、私も1回ほどチンコを鞘から抜いて、あまり客ウケはよくなかった。

あれから、7,8年(もっとか?)の時間が過ぎて、ポツドールは小劇場のトップランナーとなり、ウチは、いやウチのことは、いいじゃないですか。ここに生まれた二つの劇団の差は何だ?脱ぎが足りなかったのか?

いいえ、違いました。

今日、ポツドールを見てきたのですが、主演さんの演技、作演さんのセリフ扱い、ものすごく上手なのでした。ゲージツなのでした。

   ***

お話は、東中野の家賃5万円のアパートに25才のダメな男がいます。無職です。テレフォンセックス、ダイヤルQ2の架空請求、涙目。お母さんにお金を借りる。友人からの借金の催促。ウソをつく。美人局に遭う。お母さんにお金を借りる。元カノに「今日1日、大変だったんだよお、慰めてよお」と電話。友人が部屋に来る。ウソをつく。元カノにまた電話をかける。エンディング前にに、”こうであったかもしれない”レイプバージョンのバッドエンディングを見せておいて、本チャンのエンディング。「明日からちゃんと生きるよ」と元カノに電話口で誓った男は、まだ今日の眠りの中にいる。しかし、部屋にはすでに朝の日差しがあって、明日が息づいているのだった、風、でおしまい。

   ***

まあ、とにかく、主演の人と作演の人の作りだす、台詞のない沈黙の雄弁なこと。

いやー、役者の声が、あんなに小さくても聞くもんなんだな。

いやー、 あんだけ無音が続いても、芝居って成立するんだな。

芝居の前半戦は、主役のダメ男が、ひたすらケータイと話しているのみ。ケータイの相手は音声だけ、姿はなし。すげー。生身の役者さんが出てきて、主演さんと絡みだす後半よりも、この前半の方が、雰囲気あった。

主演さん、カワイイのね。終始、金がらみで責められるイタイ話なのだが、主演さんの周囲はそのカワイサでファンタジーになる。故に一人でケータイを相手にしている前半戦の方が、カワイイ志向の私の好みなのだった。さすがに生身の人間が出てくる後半戦、金、暴力、エロを主題にした話を展開しだすと、殺伐としてくるのだが、それでもカワイイ空気はまだ残っている。すごいなあ。勉強になるなあ。

   ***

あと、忘れてならないのが、コメディとして笑えたということ。機智に富んでいる。何回も声を上げて笑った。

おお、俺の笑い声、ホールに響き渡っとるなあ、と思うことも数度あった。

帰り道、隣に歩いている人がその友人と話しているのを聞いた。「すごい大笑いしてる人がいたねえ。ああやって笑うところだったのかな。俺笑っていいのかどうか難しいところがあって」

俺のことかなあ、と思った。いや、あそこは大笑いする場面だよ、と思った。

自分勝手なタイミングで笑うことが多い(と言われる)私だが、今回は作演さんのタクト通りに踊らされました。星いつつ。


私の劇団、劇団鋼鉄村松のHP
http://www008.upp.so-net.ne.jp/koutetsu/
posted by ボス村松 at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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