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2007年08月03日

ボランティア社長

先週末のことだった。社長から、ボランティア行くぞ、と電話がかかってきた。

マジっすか、と問うと、マジだと答えられた。

社長の意図は測りかねたが、いいっすよと答えた。

それはもう、正直面倒くさいが、何事も経験だ。こういう経験も面白いかもしれない。あまり人助けの視点はない。

日曜の朝に発って、震災にあえぐ新潟の柏崎市へ。その日のうちに帰郷の強行軍である。

さて、新潟行きを控えた土曜日の夜である。日韓戦のPK負けを見届けてから、0:30に就寝。3:30起床。

しかし、あの試合は、モドカシサの抽象画のような試合だった。そういう意味で、胸にクル面白さがあった。

3時間睡眠だが思いの他眠くない。待ち合わせの大塚駅へ向かう。JRは動いていない。社長の車で行くのだった。社長、大変だよ。私は免許を持っていない。

社長、寝坊。

電話がかかってくる。5時ぐらいに着くよ、とのこと。

特に憤りはない。社長のよいようにすればいいと思う。私は文庫本を読んで待つ。

5時すこし前に、社長が到着。車中の会話で大笑いする。

「ボランティアセンターに電話かけてみたらさ、土日はボランティアの人が多くて、人数分の仕事がネエかもしれないんだよな。そのままUターンかもしれネエんだけどよお」

えええええっ、マジっすか??

「新潟は雨だってよ。テンション上げて行こうぜ!」

大笑いしたので、なんかテンション上がる。

運転する社長の横で寝るのはまずいので、必死に会話をする。3時間半喋り続ける。帰りの分のネタはもうないと思われた。案の定、帰りは喋るネタがないので爆睡してしまった。社長は特に文句も言わず、帰りは渋滞があったので、5時間ほどの運転を一人でこなした。立派だ。たいしたものだ。マネできるものではない。谷川岳のインターチェンジで食ったモツ煮定食がうまかった。おみやげにパックのを買ってしまった。彼女と食うのだ。

柏崎市に着いて、舗装がうねったり塀が倒れたり、その街並にはポツポツと地震の爪痕が見られたが、切羽詰った空気は感じられない。

我々は駐車場のテントに待機して、ボランティアセンターの係員が読み上げる「点灯しない照明の点検。電気のことがわかる方!」等の柏崎市民から寄せられたボランティア依頼書に、「はい」と手をあげることにより、ボランティア活動に入るシステムなのだった。

前もって知らされていた通り、仕事を待つ20人ぐらいの人がテントの下に座っている。
行ったことはないが、職安みたいだと思う。

社長、電気のこと分ります?と俺。
わかんねーなと社長。

現場仕事と言っても、雑工事部隊の私たちは手に職はないに等しい。

「いや、空調のことだったら少しはわかるんだけどな」と社長。
「エアコン直せます?」
少しはわかることと直すことの間に横たわる大きな隔たりに、
「ガス溶断で何かモノをぶった切るとかさ、そういう仕事だったらさー」
「そうっすねー」
アハハハハと自分らの使えなさを笑った。電気のことが分らない二人はその仕事をスル―した。

初仕事は「倒れた家具の移動、男性4名」だった。俺と社長と、あとマニア二人で四人なのだった。私がリーダーを務めた。リーダーは地図を見て先頭を歩くのと仕事を終えた後、報告書を書かなければならないのだ。

現場に行ってみると、確かにでっかいタンスが、部屋の真ん中に倒れている。
四人でヨイショと持ち上げて、ミッションコンプリート。
来た道を帰る。マニア二人が少しうざい。
書類に必要事項を記入して、提出。また、テントの下で待つ。

すぐに「地図とチラシの製作のお手伝い、二名」という声があって、しかし作業の内容が何の事だかわからないので、誰も名乗りを上げない。それじゃいくか、と手をあげた。

すでに5人の行くことが決まっていて、私たちと合わせて、7人必要ということだった。
先に決まっていた5人は、グループで、大学のゼミの先生とその生徒さんたちということだった。
大学の先生に引率されて、現場に向かう。

現場は役場だった。

私と社長は、地図の製作のお手伝いでも、チラシの製作のお手伝いでもなく、いらないチラシを紐で縛る仕事に従事することになった。そのいらないチラシ、というのは、段ボールにきちんと納まっていて、なぜ改めてそれを出して紐で結ぶ作業が必要なのかわからない。私が一番言われて納得できるのは、ボランティアの人が多すぎるので何とか仕事を作ってみたということだが、ひょっとしたら、ゴミの分別なのかもしれない。段ボールと紙は、ゴミ出しの時は別の種類だからね!

「じゃあ、おまえチラシの束を持てよ。おれ、それ、紐で縛るから」
私は社長の言われるままに、チラシの束を宙に浮かせて持った。
社長は、その腹を紐を二重に縛って、蝶結びで締めた。

ゆるゆる。

「ちがうよ。次、タテ巻くんだよ」と社長。

いや、一本でこう、紐が上に来たときに交差させて、縦横巻いていきましょうよ、と私が社長から紐を取り上げて、自分が言ったように巻いてみる。

ゆるゆる。

チラシの束を紐でまとめることすらできない、現場作業員二人。おかしゅうてやがてかなしき。

ここは、お互い、ちょっと工夫しながら作業して、いいアイディアがでたら情報を交換してやっていきましょう、と私。

しばらくして、幾分マシなものができるようになり、社長がこの姿を写メで撮り合おうと発案する。
マジっすか? と良識派のところもある私は否定的な態度を取るが、社長の強い要請により、チラシの束と格闘する社長の勇姿をロングとアップ、2タイプ撮る。

キミのを撮ってあげるよ携帯貸しな、と社長は言うが、私はそれを固辞した。しかし今、このブログを書いていて撮っておけばよかったな、と思う。

この作業に釈然としないことが、もう一点あって、私と社長が束ねているチラシの内容が全く震災と関係ないじゃないかというもうの。高齢者向けの軽運動のプリントや、栄養のバランスのプリント等があった。
「これ、震災と関係ないっすよね」というと、社長は大変ウケて、テンション上がるねーという。

社長がこのボランティアにかけた思い、というかモチベーションというものは、何なのだろうか。

「こういう役場の片付けだったら、俺、自分の部屋の(散らかり具合の)方がピンチですよ」と言うと、これにも社長は大ウケ。

わからんなーと思う。

この作業は、一時間ほどで終わり。メシであるが、飯屋はまだ営業再開できてないらしく、コンビニ弁当を食べる。昼の作業は大学のゼミのグループに交じって、市民に配るチラシの折り込み。4枚のチラシを揃えて真ん中で折るというもの。女子大生と喋る。何となく初対面の女性への気さくさ勝負で社長に勝ちたくなったのだ。

しかし、私が言うのは変なのだが、上越の女子大生は東京の女子大生と比べて純朴そうに見える。教育大学というのもあるのかもしれないが、どこで遊ぶの?と聞くと、ジャスコと答えた。下ネタを一つ入れると、ものすごく引かれた。

3時半に撤収。4時にはボランティアセンターのある駐車場に戻らなければならないのだ。

そうそう、街を歩いていると、時折、ガスくさい臭いがして、所々のガス管が漏れているのかもしれなかった。
水が出る様になったのも、2,3日前と聞いて、なるほど、やはりここは震災を受けた街なのだった。

帰りの車の中、社長は上機嫌。また来ような、という。
私は、正直今日でおなかいっぱいですというと、社長はこのボランティアにかける思いを語った。

「みんながそんなにやらないことをさ、俺なんかがやると、ザマーミロとか思うんだよね。そんなん言うんなら、お前はボランティア行けるのかよとか。俺はこれでボランティアに行ったわけだからね」
 
いろんな人がいる。

自慢の社長です。学年は私の2コ下。


私の劇団、劇団鋼鉄村松のHP
http://www008.upp.so-net.ne.jp/koutetsu/

posted by ボス村松 at 02:34| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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童貞卒業!
Excerpt: 正確にはセ◎レなんだけど。。(笑) いきなりかよ(笑)
Weblog: ついに彼女できた(泣)
Tracked: 2007-08-06 08:50