JUDY.jpg 劇団の動画など、ありますよ?
ボス村松ドラマスペシャル「じ・だん」パラパラアニメ
遍歴の騎士ヤマオカ卿の酒気帯びでやんすダイジェスト
けつあごのゴメスダイジェスト
P型柔道一門PV
ミハエルとアイルトンとチュウカドンPV


2008年03月21日

こまつ座「人間合格」観劇

 こまつ座は、井上ひさしの脚本を上演する劇団だ。
 井上ひさしは、遅筆で有名というか、遅筆と言えば井上ひさしと言っていいくらいの印象。初日3日前に脚本がようやく上がるという話を聞いたが、これは都市伝説だろうか?
 おそろしい。
 この人間合格は、10云年前の脚本の再演だそうで、遅筆の心配をすることはない。
 よかったね。
 しかし、初演から脚本に改訂は加えられなかったようで(推測)、全6幕中(だったかしら)、最後の2幕の失速迷走ぶりは顕著だった。とってつけたようにまとめにかかる感じ。ああ、井上ひさしったら、書けなかったんだなあ、としみじみすることができる。
 このお芝居は太宰を含めた3人の友情を描いたものだが、3人がへたり込んで、肩を組んで、泣きながら想いを語る場面は圧巻。ダメな方に。

 役者さんはみなさん、わかりやすくわかりやすくの野暮っための演出の中、大変上手で、愉快なシーンはそこかしこにあって、多くの時間は楽しく見られた。3時間たっぷり堪能できた。いや、3時間は、さすがに長いよ。身振り手振りで、滑稽味を出し、間を埋める系の演技の最高峰。

 人間合格、ということで、太宰治の人間失格をもじったもタイトル。太宰治が主役と思いきや、太宰を含めた3人の人間の友情が主役は前述したとおり。女にだらしない太宰、病んでる太宰、自殺する太宰が太宰治のイメージだが、この芝居は一向に深刻になることはない。第一、妻も恋人も出てこない。女優陣は3人の友情の脇を通り過ぎる、女中や看護婦を演じるのみ。

 学生失格、息子失格、津軽人失格と責められて、ああ、と頭を抱える太宰がかわいらしい。男闘呼組の岡本健一が太宰なのだ。顔がちっちゃくて、線が細い。その太宰がウチの劇団員のサラリーマン村松に感じがとても似ていた。太宰治って、そういう人なんだという風に見える好演。主役としての存在感はなかったが、もともとそういう作りの芝居だし。次の再演にはウチのサラリーマン村松をぜひ。

 ドタバタの愉快な舞台が作れていただけに、変にシンミリまとめようとせずに最後まで、みんな楽しくやってました、でダメでしょうか。最後は、太宰が玉川上水で自殺しなければならんのは大きな足かせだけれども。
 それにしたって、友情三人組が、一人過労死一人発狂により、ショックを受け太宰も自殺→全滅、というラストは強引すぎてふに落ちない。星みっつ半


私の劇団劇団鋼鉄村松のHP
http://www008.upp.so-net.ne.jp/koutetsu/
posted by ボス村松 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック