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2008年03月31日

八割世界「素晴らしき哉人生」観劇

勘違いが勘違いを生んで、登場人物が右往左往し続けるコメディで、一幕二時間。

「そんなに、うーうー唸ってばっかりいると、牛になっちゃうわよ」
だから、もうちょっとポジティブになさい、という、
強い女子がへにゃい男子にかけた励ましが全ての発端。

「牛はうーうー言わない。モーモーだ」とへにゃい男子。
「私はうーうー言う牛をこの前、見た」
「このまえっていつ」
「昨日」
「どこで」
「と、となり?」
「マンションの?」
「そうよ。いたのよ、牛。もしいなかったら、結婚したっていいわ」→平手打ち

結婚したっていいわ→平手打ち、が女子のツンデレではなく、本当に結婚したくないという切り口が新しい。この悶着が、伝聞で人へ伝わるうちに、こうなる。

<途中経過。開演後1時間ぐらい>
結婚=強い女子とマンションのおとなりさんが、結婚する
牛になっちゃうよ=へにゃい男子は、一見人間であるが、実は牛だったのだ。

あと、賞に投稿した小説(?とおぼしきもの。明言されていない)の、作者になりすまし盗作騒動も巻き起こる。

主に口論が、芝居における会話の多くのパーセンテージを占めるが、口論の案件はおバカで、作演出の鈴木雄太くんのパーソナリティーもあって、ギスギスとならず、全編に牧歌的な印象がある。

この芝居、徹頭徹尾、勘違いの混乱のまま、終演に向かう。ただ、その中で、なりすまし盗作の犯人である大人ぶり屋(ビールは苦いのにうまそうな振りして飲んでる。彼女いないのにいる、って言ってる等々)の内緒の部分が、勘違いが解ける際に、明らかになってしまう。

うわー、と叫んで走り去る彼。

痛いな、あいつ。どうしよう、あいつ。

まあ、いいじゃん。話聞かなかったことで。ねえ。素晴らしき哉人生、ということで幕。

勘違いの誘発を狙った、つまりは作家の意図が見える、もってまわった台詞を、「お、キタキタキタキタ!」と楽しめるかどうかが、この芝居を楽しめるかどうかの分かれ目と見た。勘違い発生の前段階のこの部分でクスクス笑っているお客さんもいた。私は楽しめなかったクチ。おバカならもっと粗野に荒々しく、ウェルメイドならもっと精緻精巧に、アタシを抱いてほしいわ。役者は皆、戯画化された人物に真摯に向き合って、キャラを演じて安定していた。安定しているというのは、功罪半ばのところがあって、ハラハラしない。不安定のほうが、存在として迫力がある。ハラハラする。これは芝居を長い事やってきた私が、芝居を斜めに見てしまい、逆に訳がわからなくなっているという可能性もある。星みっつ。


私も七月に芝居やります。劇団鋼鉄村松公演、私の作演出主演
「ロック一番星」
http://www008.upp.so-net.ne.jp/koutetsu/
posted by ボス村松 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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