2023年01月24日
青年団「日本文学盛衰史」鑑賞
2023年01月20日
日本文学盛衰史を観に行くぞおおおおお!
2021年06月10日
動物電気「肉のマサオカ 〜商売繁盛記!〜」観劇
2021年04月09日
コンプソンズ「何を見ても何かを思い出すと思う」観劇
2021年03月04日
ワールド学園「ファートプリンスU世」観劇
2020年08月28日
東京夜光「BLACKOUT」観劇
2020年02月23日
シンクロ少女「ベター・コール・ショウジョ」観劇
2019年12月21日
お嫁さんを風姿花伝に派遣
2019年12月20日
劇想からまわりえっちゃん「たまには卒アル読み返せ。ついでに見つけたコーラ味の消しゴムが仄かにまださ、臭いじゃん。そんな感じ!」観劇
2019年12月01日
臨死体験
2019年06月16日
動物電気「ブランデー!恋を語ろう」観劇
2019年06月07日
日本のラジオ「カケコミウッタエ」観劇
2019年05月16日
東京にこにこちゃん「ラブノイズ・イズ・ノット・デッド」観劇
人情刑事「俺は人情刑事。ノンキャリ刑事の上級職だ。殺人許可証を持った殺人刑事が3年間殺人なしで事件解決を続けると、これにジョブチェンできる。」
***
刑事にそんな職種はありません。
ラブホ従業員、デリヘル嬢、お客、どれをとってもキャラキャラしたヘンテコキャラなんだけど、品がいい。ギャグ味がナンセンスなので、現実から浮遊しているためであろうか。役者さんが皆、上手なうえに演技に真摯で台詞を間違えないためであろうか。
先輩従業員「でもさー、いっつも男の人と女の人が部屋に入っていくじゃない?なんで男の女のセットなんだろう?部屋で何してるのかなあ」
先輩従業員はラブホで働きながら、雄しべ雌しべレベルで、セックスを知らないのであった。
そんな人はいない。
この後彼は、デリヘル嬢にセックスの手ほどきを受け、彼女との結婚を語る。
演出は彼のバカさ加減よりも、イノセントな愛らしさに力点を置かれていた、・・ように思う。
女性恐怖症のマッサージ師(でも自分のマッサージで人が気持ちよさそうにしてると射精してしまう)の恋も、ほほえましかった。
今作、最大のケレン味であるところの「ハリウッド大作風オーケストラ楽曲を背に、登場人物が一人一言決意を語って、いなくなった喘ぎ屋のヒロインの代わりにラブホ各階に喘ぎに行く」場面に、そうそう、こういうの好きーと思った。
そして前述の通り、ラブホ従業員は、いなくなった喘ぎ屋を探し当て、抱き合って、大団円。
「ラブホ中が喘いでいても、その中から、僕は君の喘ぎ声を探し当ててみせる」(うろ覚え)
設定、へんてこ。要素、王道。の作劇アプローチですな。
終演、拍手。
荻野くんに面白かったよーと伝えて、自転車を駐輪場から道に引っ張る。
面白かったよーでは足りてない気がして、もう一言、泣いちゃったよ、と嘘をついて自転車に乗った。
泣きはしない。