プリズンブレイクイメージ.jpg 新作情報
 「ボス村松のプリズンブレイク」
 2020.7.24(fri)-25(sat)
 @新宿シアター・ミラクル
 2500yen
  

2020年10月23日

5六同馬

お嫁さんは、将棋の木村九段のファン。

木村九段が勝つと、超浮かれる。

そんな彼女に入れるべき、気の利いた、適切なツッコミを未だ俺は見いだせていない。

勝ったよ、超つよかったー、という彼女に、よかったねーぐらいしか言えてない。

多少の嫉妬心はあること。とはいえ俺も木村九段は好きな棋士であること。さらには俺もまた、このブログ上で散々のどかさんのどかさんと好意を披露していることが、対応を難しくしている。

さて、お次は、木村九段が負けた時のお嫁さんであるが、ガックリとへこむ。

こっちはまだ対応しやすい。

パーっと飯でも食うか、とか、はげますと、俺もいっしょにパーっと飯が食える。

お嫁さん情報によると、木村九段はこの先、週2ぐらいで対局がついているそうな。

ここのところ、木村九段の調子はよくない。

連戦連勝も、お嫁さんの扱いに困るところがあるので、どうかという思いもあるが、負けてガックリしているお嫁さんを見て、ざまあ、という気持ちもないので、指し分け程度をお願いしたい。

ガックリ続きは、みていてしのびない。

今日、棋王戦のベスト8で広瀬八段に、負けた。

棋王戦はベスト4まで進むとお楽しみが多いので、負けとしては痛い負けだ。

中盤戦では優位な時間が長く、分が悪くなった最終盤でも、ワンチャンがきた将棋だった。5六同馬が敗着。5九玉の早逃げならまだ難しい勝負だったらしい。

お嫁さんはガックリ。

王位に就位したときに、木村九段をホロリとさせた、ご家族の方々はどうなんだろうか。

リアル木村九段のお嫁さんとか。

もちろん一喜一憂するが、態度には表さず、が勝負師の良妻の定型としたものだが。

俺のリアルお嫁さんも、俺の演劇活動に、さほど興味がなさそうなそぶりなんだけれども、実際、気を割いているのかもね。
posted by ボス村松 at 23:24| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月03日

将棋特集号

NUMBERが将棋特集号を出した。

お嫁さんが、勇んで買ってきた。

俺もまずは、チラっと目を通させてもらった。

写真がカッコいい。

なるほど、NUMBERでやる意味はある。

記事としては隅っこなんだけれでも、先ちゃんこと先崎学九段が、ちょっと内緒話のようなことを書いた、写真なしの1ページの記事にうなった。

おもしろい。

そんなことが羽生さんと藤井くんの間にあったのか。

その話の事件性とは別に、

話の中で、先ちゃんと羽生さんが仲良く話していて、よかった。

ひょっとして今は仲が悪いのかなと思っていたところが俺にはあった。

よかった。

ひるがえって、俺は自分の演劇を語る時に、座組で仲が悪いというアングルを作りたがる。

あまり効果的ではないのかもしれない。

でも、よその演劇で仲の良さがアピールされていると、ケッとも思う。

コンビの芸人さんで、仲がいいアピールも、仲が悪いアピールも、どっちもある。

難しい。

結局、人なのかな。


posted by ボス村松 at 22:13| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月21日

広瀬先生に、いちまんえん

藤井くんが、木村さんに勝って、お嫁さんが泣いた。

お嫁さんは木村さん推しだ。休みの日は、ずっと木村さんの動画を見ている。

ちくしょー!寿司食いにいくぞ!

とお嫁さんがいうので、銚子丸に行って寿司を食った。

勝ったら勝ったで、やったー!寿司食いに行くぞ!と言っただろうから、

寿司が食いたかったものと思われる。

その日お嫁さんは、仕事を休んで始終をはらはらと見守っていた。

話題となった封じ手が、8七同飛車成り(AI推奨。人では指せないと評判)だったことについて、

バイト帰りの俺にどうだった?と聞かれて、

あんな人外に勝てねえよ!とお嫁さんは吐き捨てた。

面白かった。

藤井くんを憎む人間もこの世界に少数ながら存在する。



同業の棋士たちの藤井くんを賞讃する声がほとんどの中、橋本八段が、将棋を考えるのが嫌になる藤井くんとはもう対局したくありません。と述べたのも味わい深い。

やはり少数派が、スパイス味というか、物事の味わいを深くする役割となる。

25ほど年前、羽生さんがタイトル七冠を全冠制覇したとき、偉業をたたえる棋士たちが多い中、森下卓九段が一人、棋士の恥ですと言ったのはすこぶる利いている。

橋本八段の戦いたくないも面白いけど、18才の若造にやられるのは棋士の恥という声も聞いてみたい。

いないかな。

雰囲気としては全員降参している風にも見える。

将棋を頭脳アスリートとして、捉えた場合、将棋よりも裾野が広い囲碁では世界戦があって、そこでは20才ぐらいがピークらしい。

その段でいくと、藤井君は18才の若造、ということではなく、もうピークに入っている。

しかし藤井くんも人間なら(人外の可能性もある)、これから勝ち疲れ、勝つことへの意味の喪失がきっと訪れる。

生活もある。恋で勉強に身が入らなくなったのは、前述の森下卓九段だ。

加えて20才ピーク仮説が本当なら、あと5年もすれば落ちてくる。

これから先のさらに強くなる藤井くんを想定するより、今より弱くなる藤井くんを想定して、牙を研ぐのだ。

広瀬先生。

広瀬先生にいちまんえんを、ベット。
posted by ボス村松 at 18:03| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月16日

渡辺名人

渡辺二冠が名人戦で勝って、タイトルを奪取した。

これで渡辺三冠になったと見せて、渡辺名人になった。

将棋のタイトルは8つあるのだが、名人と竜王と、その他6つというくくり。他をいくつ持っていようが、名人を持っていれば名人、竜王を持っていれば竜王なのだった。竜王と名人二つを持っていると、竜王名人になる。

竜王は読売新聞が主催する竜王戦のタイトルで、賞金が一番高いから別格。

ただ読売新聞が降りたり、降りずとも賞金を減額すれば、竜王は別格扱いではなくなると思われる。

名人は日本将棋連盟の根幹をなすリーグ戦の頂点だから、日本将棋連盟が無くならない限りは別格で有り続ける。

当然ながら、歴史も一番古い。

やはり一番の権威があるのが、名人。

渡辺名人が竜王を9連覇していた時期の著書を読んで「名人を取ってないから、自分を認めてない人もいるけど、竜王だって立派なタイトルだ」と書いてあったのを覚えている。

名人、やっと取れた。

よかったねー。

渡辺名人、って書いてすごい違和感ある。

取ったインタビューで、感極まって目がうるむ場面を期待したけど、やっぱりそんな野暮はしないのだった。

ただ、コメントに、いつもの端切れの良さとギャグ味を混ぜてこなかったので、達成感で頭が真っ白みたいなことには、なっていたのだろう。

本人のコメントには、獲得の実感がないとあったが、それは頭が真っ白ということなのではないかな。

渡辺名人は、羽生さんの仇役ということで、羽生さんが頂点の将棋の世界がずっと続くことを望んでいた私(たち)にとって、少々強すぎる棋士だった。

今はもう、規格外の将棋星人が、愛知県瀬戸市生まれと詐称して暴れまわっているので、そんなことは言っていられない。

正義のヒーローとして、将棋星人をやっつけてほしい。

一回、負けるのはヒーローとしてのお約束。

次は、応援します。

実は、藤井君の最年少タイトル獲得は見たかったので、この前の棋聖戦は藤井君を応援していました。


posted by ボス村松 at 02:24| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月02日

戸辺餅

文春将棋”書く将棋”新人王戦で、2位だった。

山崎八段の話を書いての殊勲だ。

1位は藤井棋聖の話だった。

書かれても強い。憎いねえ。

山崎八段は元々、好きな棋士だったのだ。

それをちょっといじってザキヤマ七段として、一本芝居を作ったことにより、私にとって特別な棋士になった。

ザキヤマ七段も、舞台上でやうたんに告白して、名人コブラ(ハブさんより3倍毒が強い)と死闘をくりひろげた。

コンピューターとも戦った。

山崎八段の愛されに助けられた、殊勲星でした。



とはいえ私はですね、

自由が丘・戸辺教室門下生(でも居飛車党)なのだった。

戸辺先生とは、「戸辺先生」「ボス」の仲でして、戸辺先生に不義理をしちゃったかなという思いもある。

もしかして戸辺先生は、何だよ俺の話じゃないのかよと、

ボス村松め!と、

思っているかもしれない。

戸辺教室では将棋を教えてもらっているだけではなく、お餅も貰っている。

年末、また来年みんな会いましょうの時期にですね。

お餅は戸辺先生の実家で作られている、日本一の米「戸辺米」で作られたもの。

日本一おいしい米農家であるところの戸辺先生のお父さん。

自然に何も手を加えないのが究極の米作りという考えに至り、今現在、何もしないコメ作りをされているという。

達人はやっぱりそういう欲を捨てたところに行くんですね。

すごいなあ。

いや、すごいのか?

そんな戸辺餅を毎年いただいている。

「僕は今でも収穫の時期は手伝いに帰ってる」

この辺りを推しの名言としてピックアップして、私は戸辺先生の話を書けばよかったのかもしれない。

・・。

書きづらいよ!

戸辺先生AbemaTVトーナメント出てなかったんだもん。

私の書いた話は、山崎八段を讃えると共に、AbemaTVトーナメントおもしれー、という話だったのだ。

次回は出場お願いします。

次回もまた、チーム戦ということなら、リーダー格の棋士に贈り物をするといいですよ。

戸辺餅なんかどうでしょう。

出たいです!とアピールすると、案外出られるシステムと聞きました。
posted by ボス村松 at 14:46| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月31日

サラ松、元気かなあ。

山ちゃんこと、山崎八段は昨日、勝ちました。

将棋の話。将棋の話2連投です。

昨日の勝ちで山ちゃんは順位戦2連勝。残り11戦を6勝5敗で昇級いけるかもしれない。

でも順位が悪いから、7勝4敗が必要かなあ。

6勝5敗なら見えてくるところもあるけど、7勝4敗は、まだまだ。



山ちゃんの将棋は王様を囲うのが嫌い。それでいて相手に攻めさせるのが好き。

うちのお嫁さんが好きな木村王位もそんな感じがあるんだけど、木村王位の方がまだ王様を囲うかな?

昨日の将棋も、薄い囲いのまま相手に攻めさせて、囲いはすぐに吹っ飛び、王様は丸裸になった。

ただ、丸裸というのは、逃げる場所がいっぱいあるということと、自分の周りに相手に取られる駒がないということ。

将棋というのは裏切りのゲームで、負けるときはだいたい、ずっと自分を守ってくれていた側近の金が、最後、相手に取られて自分を詰ます駒になるとしたものなのだ。

最初から自分一人なら、身軽なもんだよ。

裏切られることもないしね?

ひねた人生訓みたいな将棋を指す山崎八段なのだった。

昨日の将棋は丸裸になってから、反省してお家に帰って、満を持して反撃、攻め合って勝ったようで。

私がこれに教訓を得るなら、一人でイキるのはよい。

でも、帰る場所も用意しておけ、ということになるのか。

そうな、山ちゃん。さすがにいい将棋指すわ。

劇団の力を借りない単独公演を打ったばかりの俺に、染みる言葉です。

俺一人でもやれるんだ。

でも、それは、いろんな幸運が重なったからだぜ。

そらそうです。

大赤字なんだから、内容に成果を感じても、成功とは言えないからね?




劇団員の村松たち…、元気かなあ。

特に、新婚のサラ松は、うまいことやってるのかなあ。








posted by ボス村松 at 23:01| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月30日

本日、山崎八段の対局日

はいどうも。早朝スーパーで品出ししたりレジを打ったりしているボス村松です。

今朝、そのバイトで、お客さんから「このリンゴジュースは透明な奴?濁ってる奴? 分からないわよね」と聞かれて、

むむ、なにを!と思い、「どっちかといったら濁っている方ですかね」と答えた。

紙パックの1リットル128円のリンゴジュース。

確信はなかったが、遠い記憶が俺を呼んでいた。前に飲んだ時、白かった気がした。

リンゴジュースは白い飲み物。

そうですよ。

紙パックは中が見えないが、中が見えるビンのりんごジュースは白い。

バイトを終えて、前述のやりとりが気にかかっていたので、当該リンゴジュースを買って家に帰った。

本当はオレンジジュースを買うつもりだったんだけど、確認のためだ。

コップに注いだリンゴジュースは、金色の透明だった。

透明かー。

リンゴジュースって、こっちのパターンがあったのね。

お客さん、ごめんなさい。

128円のジュースだから、家計に影響はありませんよね?

今日の事件でした。



さて、本日は山崎八段の対局日。

順位戦という棋士のランク付けの根幹をなすリーグ戦の対局だ。

このブログでは演劇のことばかり書いている。

あとバイトのことと。

じっさい、演劇のことが一番気にかかることだから。

バイトには一番、時間を割いてるし。

でも、将棋のコラムで入選したので、将棋のことも触れておかねばだ。

将棋からこのブログに飛んでくる人もいるかもしれん。

コラムで題材に取って入選させていただいた山崎八段は前期、この順位戦で降級スレスレだった。

例年、昇級候補で、去年はたまたまなんだけど、40才は曲がり角っぽくて、山崎八段は39才。

いや、大丈夫。

今年こそ昇級だ。

13回戦の総当たりのリーグで、今期はすでに緒戦に1勝を上げていての今日は2戦目。

相手は阿久津八段。ほぼ同世代で格もほぼ同格の印象。

向こうはA級2期の実績があるが、山崎八段の方が一般棋戦優勝の数が多い。8回優勝してる。

これは相当な数。

タイトル13期の佐藤康光九段で一般棋戦優勝12回。タイトル6期の郷田真隆九段で7回。

山崎八段のタイトル獲得数は…、これから取るってことでね。

この一般棋戦の勝ちをどっか、タイトルがらみのあの一戦に、順位戦のあの一戦に回せれば…。

言ってもせんのないことですね。

若い頃は双方イケメン(将棋界隈において)で鳴らしていたのも同じ。

今は山ちゃんの方がハッキリといい男でしょう。

ていうか、山ちゃんはある時期から見た目、年とってない。

何食ってるんだ?

山ちゃんが所属するB級1組は鬼の棲家と言われる、実力拮抗のリーグだ。拮抗している分、8勝5敗で昇級のチャンスがある。

2連勝となれば、残り6勝5敗で昇級だッ。いける。いけるで。

負けて1勝1敗だと、残り7勝4敗だ。むう、道のりはとおいな。

当たり前のこんな算数を、俺だったら、四六時中、頭の中で反芻して考えていそう。

公演前になると、数時間に一回、チケットの売れ行きをサイトで確認しちゃう俺ならば。

将棋の棋士は大変だね。

毎年毎年、毎日毎日、こんな数字と戦って気が落ち着く日があるのかね。

そして山ちゃんは前期が振るわなかったので順位が悪いのだった。

13戦で4勝9敗だとB級2組に降級してしまうかもしれない。

5勝はしておかないと。

2連勝だと、あと、3勝8敗。うむ、見えてくるものがあるな。

1勝1敗だと、4勝7敗…。

ちょっと間違えると危ないぞ…。

なんて気持ちになっちゃうよね。

今、対局の局面は、山崎八段は自分の角の頭に歩を打たれたところなのに、桂馬をはねたところ。

またそんなスレスレの技を。

しびれるぜ。



冒頭の128円のリンゴジュースが事件になる生活の気楽さというのは、あるのだろうな。

posted by ボス村松 at 19:56| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月14日

ふて寝

木村王位が優勢で、藤井七段に勝ちそうな局面で、芝居の稽古に出た。

お嫁さんはホクホク顔でパソコンの前に座っている。

部屋を出る間際に、今日は木村王位が勝つよとお嫁さんに声をかけると、お嫁さんは、油断はしませんよ去年の第二局も大優勢から逆転されてしまいましたからとのこと。

ああ、そういうのあったね。

今日は自分が役者として出ない短編の練習回。

昨日の自分の演技が納得いかなかったので、今日もやりたかったところだけれども、そうもいかない。

そこは自習でがんばりましょう。

「屋代秀樹の積尸気冥界波・宝保ver./田中ver.」と「ボス村松のエピローグ」を返し稽古した。

3篇どれも、演出意図が汲まれたものとして、立ち上がった。

イケるで。

勝利の予感するで。

ここまでは、俺もやれる演出。

ただ2回3回と見ると、見る俺の目に新鮮さがなくなってしまう。

これは当たり前のこと。

舞台演出というのは、ここから先は目に見える新鮮さを追い求めるのではなく、俺がイケるでと感じた時のメカニズムが正しい方向に伸びているかどうかを「理性」で判断する作業、なんだと、思う。多分。

俺は、これが、あまりうまくない。

今作ではちゃんとやるんだ。

何はともあれ、今日は思ってたものよりも数段上のものを稽古場でもらったので、ホクホクして帰ると、部屋が暗い。

あれ?お嫁さん寝たのかな?

早いな。

と思って、ピピンときた。

木村王位が、逆転負けを食らったのだ、きっと。

ふて寝、か。

しかし、あそこからの逆転があるのか?

携帯の棋譜速報でチェックすると、案の定、藤井七段が勝っていた。

素人目には、木村王位が決めそこなったように見えるのだが、それは浅はかな見方で、お藤井七段の魔術めいた手練手管によって、木村王位は負けに追い込まれたらしい。

お嫁さんの気持ちは、よくわかる。

俺も羽生さんがタイトル戦線の最前線で戦っていたころ、羽生さんが負けるとその日はおもしろくなかった。

お嫁さんの思い入れは、その数倍である。

心の平穏が人間の求める究極なのだとしたなら、

なるほど、人を愛するのも良しあしだよな。

頭を剃って、仏門に入るのはそういうことだ。

posted by ボス村松 at 23:35| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月27日

奉納

うちは夫婦そろって将棋好き。

ただお嫁さんが木村王位にハマってからは、熱量で圧倒されている。

今日は、お嫁さんが鳩森神社に木村王位が戦う王位戦の必勝祈願の絵馬を奉納しにいくというので、付いて行った。

藤井七段が木村王位のタイトルに挑戦しそうな流れになってからのお嫁さんの懊悩ぶりはなかなかのものだった。

「藤井くんだけは、ダメ」

結構な呪いをかけていたと思うのだが、藤井七段は勝ち進み、木村王位とタイトルをかけて対戦することになった。

藤井七段が挑戦を決めた日、お嫁さんは「わかったよ、やってやんよ」とツイートしたそうで、木村王位のセコンドについてる気分なんだろうか。

そんな彼女について行って、俺も神社で絵馬を買って奉納した。

自分の演劇のことを願おうかなと思ったんだけれど、隣に自分じゃない人のことを願っている人がいるので、それも下品かなと思い、羽生九段が竜王戦の挑戦者になれますように、と書いた。

神社のあとは、将棋会館に寄って、ワゴンセールになっていた広瀬竜王名義の扇子を救出した。

今年の夏はこれで乗り越えるぜ。

なんか将棋めしを食おうと、紫禁飯店を目指したが、その道中に現われた、うなぎのふじもとで、うなぎを食った。

散財しちゃったな。

***

今日の18時に「ボス村松のプリズンブレイク」がチケット販売開始です。

よろしくおねがいします。

右上に公演のタイムテーブルがあります。
posted by ボス村松 at 16:42| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月15日

二連勝

新しいバイトを入れようと面接に行った。

チェーンの飲食だ。

店内に入ると、若い女の子ばっかり。大学生だろうか。

大変場違いなところにやってきたと思ったが、採用してくれれば一生懸命働きます。

面接は10分かからないぐらい。

でも一仕事終えた気分。

やってやったぜ。

演劇のことをすこしやって、お昼寝。

再開されたカラオケバイトに向かう。

AbemaTVトーナメントが見れないのが残念だ。

バイト先に着いて、時間が違っていたことを知る。

二転三転していたシフトを俺が正しく認識できていなかった。

二転三転していたので、同情の余地を認められ、怒られなかった。

一時間だけ働いて、急いで家に帰る。

AbemaTVトーナメントの中堅戦がちょうど始まるところで、

広瀬八段が藤井七段を2タテする瞬間に立ち会えた。すげー。

広瀬八段は”100年に一人の天才”藤井七段が中堅に入ることを予想して、自分が中堅に回ったらしい。

俺が奴を止める、ということか。

しびれた。

実は広瀬八段には、私の芝居に使う棋譜を監修してもらって、そのお芝居を見てもらったこともあるのだ。

自慢です。

本放送を最後まで見てから、見られなかった先鋒戦のビデオ放送を見る。

先鋒戦に登場した増田六段も「師弟」という本を読んでから、応援している棋士だ。

本では、弟子は、師匠の過剰な期待を、うるせーなー、と思っていることになっていた。

師匠は、弟子を、藤井七段に劣らない才能と思っている。

現状、弟子は、藤井七段ほどには勝てていない。

この先鋒戦でも1勝2敗と負けてしまった。

カワイイ。

バイトの面接に行ったのと、久しぶりにカラオケバイトに行った(大遅刻ではあったが)のとで、一仕事した気分もあったのだと思う。

放送を見ながら、すごい飲んだ。

お酒を抱えて寝落ちした。

結果、二日酔いで、あんまり気力がない状態で、今、このブログを書いています。

たのしすぎるのよくない。


posted by ボス村松 at 16:56| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月27日

木村王位誕生。

世界で二番目にカッコワルイ髪形はハゲ。

一番目がバーコード。

お嫁さんが大ファンの世界一カッコいいバーコードの木村九段が、宿願の初タイトル「王位」を獲得して、木村王位となった。

えらいこっちゃ。

木村九段は局後のインタビューで、ファンの声援が力になったと言った。

前夜祭で声をかけてもらったり、ファンレターも貰ったりしたと言った。

実は、そのファンレターの中に、俺のお嫁さんの一通も入っているのだった。

力になったらしい。よかったな。お嫁さん。

もう一つある。

まだ王位戦が始まる前のこと、お嫁さんが木村九段の扇子が欲しいということで、二人で将棋会館に行った。



そして、将棋会館の隣には、神社がある。烏森神社だ。


お嫁さんはこの神社で絵馬を買って、木村九段の躍進を祈ったのだった。


豊島王位が今シリーズでところどころ、らしくないミスをしたのはこの祈りが効いていた可能性がある。

将棋会館に木村九段の扇子はなく、将棋飯であるところのルキャレのビーフストロガノフを食って家に帰った。

   ***

木村さんは最初、俺の前に、羽生さんの行く手を邪魔する勢いのある強い棋士として現れた。

棋聖戦で羽生さんからあと1勝でタイトル奪取と迫った頃、もう15年ぐらい前の話です。

それが、だんだん羽生さんの邪魔をしなくなってきて、木村さんは俺にとって、解説上手の「解説者欄に名前を見つけると当たりの人」の認識に代わっていった。

そうなってくると、「相手の王様を攻撃せず、相手の攻め駒を攻撃する」木村さん独特の受け将棋は、好ましい個性に映り、ここぞの一番で絶対負ける木村さんの戦績も、愛すべき隣人の弱さに思えてきた。

木村さんはとにかく勝負弱い。

遅いプロデビューから、しかし、勝利をつみかさねてのタイトル初挑戦は、7番勝負で1勝もできず、4連敗。次の挑戦も5番勝負で1勝もできずに3連敗。

この頃、「木村は和服を着ると勝てない」と言われたそうな。将棋の棋士はタイトル戦の時に和服を着るからだ。誰が上手いことを言えと言った。

しかし地力はあるので、トーナメントを勝ち上がって挑戦者に名乗りをあげることはできる。

そんな3回目のタイトル挑戦(これが前述の対羽生さんの棋聖戦5番勝負)。

1コ負けた後、ようやく1勝をあげる。

おめでとう!木村さん!(当時の俺としては、くそう木村め!)

そこから今度は連勝して2勝1敗で羽生さんをカド番に追い込むも、2連敗して奪取ならず。

そこで、また別の呪いが始まる。

4回目の挑戦の7番勝負。緒戦から3連勝! 強いぞ!今度こそ貰った! 木村さんにはもう「和服を着たら勝てない」のジンクスはない。

しかし、この7番勝負、3連勝でリーチをかけてからの4連敗で敗退。タイトル奪取ならず。

ちなみに3連勝からの4連敗は史上二度目のレアケース。

周囲はまたぞろ言い出す。木村さんは、リーチはかかるが、上がれない。

1コ飛んでの6回目の挑戦のときも(挑戦者にはなれる)、先にタイトル獲得に王手をかけるが、やっぱり2連敗して敗退。

どうなってるんだ?

人はこんな絶望から立ち上がることはできないように思える。

神様は人に乗り越えられない試練を、別に、普通に与えるんだねー。そう思ったものだった。

ここまでの木村さんの勝負弱さをおさらいすると、つまり、タイトル戦において、1コ勝つまで8連敗。

それを克服して前に進むと、今度はタイトル獲得リーチで8連敗。

そんな木村さんが、勝負師としての晩年を迎えた46才になって、またも懲りずにトーナメントを勝ち上がり挑戦者になったのだった。

8度目の挑戦。

それが今夏の王位戦7番勝負、相手は今一番強い、充実期の豊島王位。名人位も併せて持っている。

これに勝つなんて無理ゲーです。

木村さん本人も「ストレートで負けないように」とコメントするぐらい、大勢と同じく豊島ノリ。

緒戦は、木村さんの連敗スタートで、やっぱりな、という展開。

この時点で、もう終わったと誰もが思ったはず。

内容が悪い。

1局目は、作戦巧者の豊島さんになすすべなく作戦負け。

2局目は、木村さん大優勢からの逆転負け。

俺にも、そして多分、あなたにも、ストレート負けのシナリオがハッキリと見えました。

どうやったら木村さん勝てるねん、と。

勝ち方が見えてこない。

ここから、3勝3敗のタイとなったのには、何か人智を越えた何かが働いたとしか思えない。

昨日の決着局の戦いは、木村さんの実力が豊島さんのそれを凌駕したのだろう。

木村さんの強い将棋だった!

でも、あの2連敗から、3勝3敗になったのは、おかしい。

再掲しておきます。

DSC_0237.JPG

人智を越えた何かが働いたとしか思えない。

・・・ただ、今回、敵役のように俺が書いた豊島名人なんだけど、彼もまた一年ぐらい前は、勝負弱い勝ちきれない実力者と目されていた。(4度挑戦失敗5度目の挑戦で成功)

一つタイトルを獲ってから、トントントンと、3つ獲って三冠王になったから今は時代の覇者みたいに言われているけれども、それはまだ実際のところ最大瞬間風速かもしれない。事実、三冠王になってから、連続失冠して、今はもう名人位のタイトルしか持ってない。彼もまた、タイトル防衛という新しい壁と戦う、勝負にもがく人なのだった。

まー、みんな大変なのだった。

俺だって、大変でないことは、ないんだよ。

とするならだ、みんな大変なんだとしたら、みんな一様に大変ではない。大変ではないのだ。

今日は熱を入れて、ブログを書いちゃったな。

おやすみなさい。
posted by ボス村松 at 11:57| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月31日

書く将棋新人王戦

昨日は「書く将棋新人王戦」のコラム募集に応募したぜ。

送信のボタンをクリックするときは、少しドキドキしたな。

推敲に推敲を重ねた渾身の一本だ。

お嫁さんに読んでもらって、いいんじゃないと言ってもらえたんだ。

2,000字から3000字という応募規定で、マックスぎりぎりの2983字。

将棋愛があふれてるね。

実はお嫁さんも、最近おネツの木村九段を題材に取った創作物で応募したんだ。

創作っていうのは、なかなかないだろうから、目立つかもしれんなー。

俺のは羽生さんと戸辺先生とわたしという関係を題材にとった本格文芸だ。

「どうしても羽生さんを応援してしまうのね」

タイトルです。

文体は軽いけどね。内容はとても深いものだ。

正直、募集が求めている内容とは離れているような気がする。

「棋士のファッションなど、あなた独自の視点の読む将棋を書いちゃってください。審査基準はテーマ設定とオリジナリティーとわかりやすさ」

むー。

内容の深さには自信があるんだが。こう、生きることの普遍に通じるような。

募集の要項に、将棋コラムの書き手募集とあったから、もし、選に入ったら仕事の依頼がくるのかな。

どうなんだろ。3000字の文章でいくらもらえるのかな。

5000円ぐらいもらえるのかな。

10本書いて5万円か。楽な商売じゃないねー。

3000円だったら3万円。

でも月にそれぐらいお小遣い入ったら、年30万として、シアターミラクル4日分の小屋代にはなるな。

でもゴッホは生前一枚の絵も売れなかったからなー。

売れなかったときの、供養の方法はもう考えてあって、このブログでお披露目すればいいんじゃないの、と。

受賞発表はだいたい一月後らしい。。
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2019年08月18日

戸辺教室に行ったら、来週だった

半月ほど前、お嫁さんが『「書く将棋」新人王戦』という作品応募のリンクを、俺のラインに送ってきた。

将棋に関する3000字のコラム。

むむ、これは俺が普通にブログでやってることじゃないか。

書いて応募しない理由がない。

それから半月、雑務とビールとバイトで手を付けてなかったのだが、昨日ぽっかりと用事がなくなったので、書いてみた。

半日かけたら書けた。まあ、書けるよな。普通にブログでやってることだから。

なかなか良い出来だと思う。

羽生さんと、羽生さんを見るファンのことを書いた。

この英雄と英雄を見るパンピーという図式は、俺が3番目に書いた脚本のテーマで、何か自分にしっくりくるところがあるらしく、脚本を何か書こうとすると、このテーマがもぐりこんできて、あ、また同じこと書いてるとなりがちなので、逆に気を付けなければならない、NGテーマみたくなっている。

でも、今回は脚本じゃなくて、将棋コラムだから書いてもいいよね。

俺の書いたコレ、選に入っちゃうんじゃないかなあ。

そしたら、文筆の依頼がくるようになって、君の脚本というのも読んでみたいなってなって、

君の劇団というのも見てみたいな、ってなって、

お客さん増えたりしないかなあ。

増えたりしないんだろうなあ。

書いたのを、お嫁さんに読んでもらうと、実は、私も書いてみたんだと文書を渡される意外な展開に。

お互いの書いたのを、読みっこする変な週末となった。
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2019年08月01日

木村一基九段が、逆転負けを食らった日

将棋の話です。

現在、将棋界隈の中では大人気のオモシロおじさん、木村一基九段が棋界に8つあるタイトルの一つ、王位に挑戦しております。

テニスやゴルフでいうところの、グランドスラムの決勝戦ぐらいの位置づけでしょうか。

昨日、その王位戦七番勝負第二戦で、木村九段は優勢とみられる局面から、豊島王位に負けました。

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王位戦は七番勝負なんですが、連敗スタートです。

木村九段は46才で、タイトル挑戦はこれで7度目。これまでの6度は全てに敗退、この一局をとればタイトル獲得というマッチポイントを握った瞬間は8度あったのですが、残念な結果となって現在に至っているのであります。

実は、うちのお嫁さんが最近この木村九段にお熱で、家にいるときはほとんど、木村九段の動画をどこかから拾ってきては流している。

昨日は仕事から、うえーんと言いながら帰ってきた。

仕事の合間に逐一情勢をチェックしていたのだろう。

彼女の帰宅時には、木村九段の優勢な局面は、もうひっくり返っていて、木村九段の王様は、豊島王位の猛攻に逃げ惑うことになっていた。

お嫁さんは将棋を指さない。

観る将、という言葉があって、将棋は指さないけど観るのは好きという人がいる。

うちのお嫁さんがそれで、俺は子供の頃将棋が好きだったんだけど、お嫁さんに影響されてまた将棋を指したり見るようになったというところがある。

お嫁さんの将棋界への提言として、「棋神2」を出してくれというものがある。

棋神というのは将棋棋士の写真集だ。

指さないけど、観るのが好き。造形がカッコよくはない人たちの、カッコいい写真集。

もともと木村九段は、解説がおもしろいということで好きな棋士ではあった。彼女にとって。

そこに(木村九段は普段は人当たりのいい愉快な人物だけれども)、こと将棋盤を挟むと裂ぱくの気合で勝負に臨み怖いぐらいだ、という情報を得て、恋に落ちた。

昨日は俺は、バイト前に飯を食おうと電子レンジでごはんを温めていると、

「いけもいたん(俺のこと)、電子レンジ消して」

とお嫁さんに言われたのだった。

電子レンジがWIFIの電波を邪魔するのかな? そういわれた。

どうしたと思い、部屋の彼女を見ると、泣いている。滂沱といっていい。

彼女が視聴しているアベマTVの動画の音声は、木村九段投了後の記者への受け答えを伝えていた。

俺も彼女とは別に、パソコンでその動画は流していたので、それを見てみると、木村九段はガックリと肩を落としてボソボソと「分からなかった」と語り、その肩はこんなに肩を落とした人は見たことがないぐらいだった。肩がないぐらいだった。

これぐらい負けないとダメなんだなあ、と思った。

俺はセリフを間違えて、お嫁さんを泣かしていないなあ、と思った。
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2019年07月11日

B級2組

戸辺先生負けちゃったか―。

通ってる(最近は通えてない)将棋教室の戸辺七段が、本場所と言われる順位戦で1敗を喫した。

これで1勝1敗。

順位戦は一年間で10戦戦って昇級降級を争う。昇級ラインは8勝2敗ぐらいだけれど、7勝3敗に落ちてくることもある。

まだまだだ。

戸辺先生がいるB級2組は、順位戦のピラミッドの真ん中の階。トップが名人でその下がA級。一番下がC級2組。

ピラミッドは底辺が広くて、上が尖ってるので、階が真ん中だと、上位三分の一には入っている格好。

家賃は高い。B級2組では勝ち越すのだって、大変なことなのだ。

ビールを飲みながら、そんな戸辺先生の戦いを追った。

将棋は大きく二つに大別して、居飛車と振り飛車があるんだけど、戸辺先生は振り飛車党。

もう人間よりも圧倒的に強くなってしまったコンピューターは振り飛車を指さないとこから、どうも究極的なところでは振り飛車は戦法として、理にかなってないのではないかと言われている。

戸辺先生はコンピューターが云々言われる前、「ゴキゲン中飛車」「石田流」なる振り飛車の戦法が有力とされていた10年ぐらい前に、それらの戦法を駆使して、トントンとC級2組から、B級2組に昇級した。10年足踏みしている。二年前には降級点を取った。降級点は二個取ると、降級だ。

戸辺先生は負けると、「振り飛車が弱いんじゃない。僕が弱いんです」と言う。

泣ける。

「僕はゴキゲン中飛車でプロになれたんですから」とも言う。

戦法に恩義を感じている。

戦法に?

戦法って、・・だって戦法だぜ? 触れもしないし、話すこともできない。

でも今でも社会主義の理想に殉じている人もいっぱいいるわけで、人は戦法と人生を寄り添わすことができるのかもしれない。

昨日の戸辺先生の将棋も振り飛車で、飛車の動きに手数をかけた分、敵の金銀に押し込まれて及ばずという戦いに見えた。

振り飛車は、押し込んでくる敵の金銀の裏をとるカウンターの戦術なのだ。

戸辺先生の敗北を見届けた頃にビールが一本空いた。

俺も頑張るか。

マウスを握る手をギターに変え、教本の新しいページを開いた。

「三本の指で押さえるコード」

C

俺が現在も苦戦している、Aマイナー7の人差し指と中指の形に、さらに薬指追加。

まあ、全く馴染みのない形よりもとっつきやすいんだけど、人差し指と薬指でこの1フレットまたぎの距離を稼ぐのは、ギリすぎる。

だめだ。これぜってーだめだ。

でも、鳴らしてみる。

びよーん、と、やっぱり、ちゃんと押さえられてない音がする。

皆が最難関というFをA級とするなら、CがまさしくB級2組あたりか。

見えない。

僕にはA級がまったく見えません。戸辺先生。

でも戸辺先生は頑張ってください。

応援しています。

でも勝てなくても、それはそれで親近感なので、負けてもいいです。

ところで、勝ち負けは別として、戸辺先生はその人柄とバイタリティで、日本将棋連盟という団体の中では重宝がられている様子。メディアでもよく見かける。実のところ出世コースにいるのかもしれない。よくわからんけど。
posted by ボス村松 at 19:17| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月22日

広瀬竜王誕生

将棋が好きで、本当は、バイトとネット将棋とお酒だけの毎日がいい。

将棋芝居を何本か作ったことがあって、そのお芝居で将棋の棋士の先生に棋譜を監修してもらったことがある。

一本は佐藤慎一先生で、もう一本が広瀬章人先生だ。

その広瀬先生が、昨日、みんなのアイドル羽生善治竜王を倒して、広瀬章人竜王になってもーた。

もう、おいそれと「芝居見に来てください」とメールするのもはばかられる。

これで羽生さんは無冠となり、世代交代の引導を渡された格好。

広瀬さんが渡した人になる。

引導を渡すのならば、広瀬さんだ!

これが、今回の竜王戦タイトルマッチのカードが羽生ー広瀬に決まってからの俺の気持ちだった。

七番勝負で、最初、羽生さんが2連勝した時は、それはそれでよしよしと思っていたのだったが、この結末はもちろん、これでよし。

おめでとう、広瀬新竜王!

観るだけの将棋ファンであるところの、うちのお嫁さんは、ズタボロになりつつも藤井君が挑戦してくるまで羽生さんはタイトルを守ってなきゃダメと言っていたが、どんなマンガやねん。

藤井君「待たせたな」
羽生さん「おせーよ。さあはじめようか」

マンガだったらね。
posted by ボス村松 at 12:53| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月21日

羽生竜王が名人戦に敗退

サッカーがコロンビアに勝って、喜んでたら羽生竜王が名人戦で敗退が決定していた。

最近調子が悪い様子。

豊島くんと戦う棋聖戦も失冠して藤井君が勝ち上がっている竜王戦で、最後のタイトルであるところの竜王を藤井くんに奪われるというのが将棋の神様の書いたシナリオなのかもしれぬ。美しい。

「体力の限界、気力も尽きて引退します」

千代の富士→貴乃花のバトンリレーを思い出す。

中原名人の心残りは羽生竜王とタイトルマッチを戦えなかったこと。

ちょっと僕がだらしなかった、と言ったのを読んだことがある。

これもこれで、滋味深い。

   ***

叡王戦ドリームをなしとげた高見叡王は、多分前に、戸辺教室の打ち上げで一緒に飲んだことがあって、

その時はタイトルを取ったら、俺がタカミタイチ物語を芝居として一本作ると言っていたような。

違う人だったかな。

高見叡王、このブログを読んでいたら、お返事ください。

俺、書くの?

   ***

コロンビア戦を見たいなー、と思いながらバイトのレジを打っていて、二時間経って、もう今頃終わってるかなあと思った時に、
「この俺がいつものレジを打っているいつもの二時間の間に、あれだけの人と、思いと、が詰まった特別な戦いが始まって終わっているのだ」
そんな事実に、とても普通が事実に、胸がドキドキして、俺の演劇ダイナモがぐるぐる回った。

そんな話を、焼き鳥屋で辻さんと藤堂さんの前で話したら、

辻さんがすごく感心してくれた。
posted by ボス村松 at 18:28| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月08日

チャンピオンロード

羽生が竜王に! ヘビがドラゴンに!

   ***

竜王戦第五局、羽生棋聖が渡辺竜王に勝ち、竜王位を奪取した。

これで竜王位通算七期獲得となり、永世竜王の称号を得た。

これにて羽生さんは永世規定のある七棋戦全てに永世称号を持つことになった。

訳が分からない。

前人未到の永世七冠という奴である。

これまでの永世六冠だって、羽生さんだけだった。

永世五冠には、大山名人と中原名人がいた。

羽生さんを将棋史上最強を謳う声は多い。

しかし、肝心かなめの名人の獲得/防衛回数が前の二人よりもぐんと少ない。

もちろん、棋戦全体での勝ちっぷりでは前の二人を圧倒しているのだが、

そこが羽生さんの小さな瑕疵になっていた。

今回のこの永世七冠達成は、そんな口さがない俺の声を黙らせる意味があるのだった。



羽生さんつえー。

羽生さん最強。



ほとんどすべての将棋ファンは、この二つを永遠に言い続けていたい願望を持つ。

俺が通う戸辺教室の教室仲間で、将棋教室を開いていた老婦人がいる。

彼女が教えた生徒には、今をときめく有望若手棋士がいるのだけれど、その老婦人にしてもタイトル戦では羽生さんを応援してしまうという。

戸辺七段は、グーグルマップで羽生さんの家の周りをぐるぐるストリートビューして、なんと羽生さんが映っている一枚を発見したそうだ。

ストーカーやん。

   ***

とはいえ、羽生さんも47歳。さすがに終盤での競り負け、自爆、はたまた立ち合いから一気に寄り切られて敗れる将棋が散見されるようになってきた。

それそろ最強を求めるのも酷だよ。いままでありがとう羽生さん。

そんな気持ちが一方で俺にはある。

そんな俺の気持ちを汲んでか、

伝え聞く羽生さん語録から思うに、羽生さんもこの下り坂を、楽しんでいるのではないか?

俺はそう推察しているのである。

羽生さんは25歳で七冠達成したあと、40歳になるまでの15年間においては、ほぼ一貫して、「勝ち負けに意味は見いだせない」というようなことを言っていた。

将棋を知りたい。良い棋譜を残したい。そう言っていた。

それが40歳を過ぎたあたりから、勝ち負けに関する言及が増えたように思う。

自身の加齢による衰えをセットにして。

年をとること、そんな当たり前のことに挑み、盤の対面に座るイキのいい若手に勝つ。

このドンキホーテ的な無謀の試みに羽生さんは自嘲はするのだけれど、そこには楽し気な色が混じる。

勝ち負けに意味はないと言っていた羽生さんが、勝ちたい、と言うようになった。

意味を見出せるようになったのだと思う。

印象的な言葉があって、

「結局、勝ちたい思いが強い人が強いのかなと最近思っています」

ここで言う強さには、一局の将棋の勝ち負けよりは、むしろ、勝負の世界に生き続けて美しくある姿のことが強く含まれている。

だって将棋の強さはどうしたって、読みの速さと深さと正確さだもの。

そして今回の竜王戦のインタビューでは、そんなどうしようもないリアル寄りの言葉が出てきた。

「盤上は日進月歩のテクノロジーの世界で、過去の実績(=STORY)は関係ない」

そらそうですよ。

勝ちたい思いが強い人が強い、というのはリアルな言葉ではない。

一方で過去の実績は関係ない、というのはリアルな言葉だ。

とりわけSTOTYの主役を30年張り続けた、羽生さんにとって、もっとも痛い言葉なはずだ。

しかし、羽生さんの中で両者に矛盾はない。

どちらを言った時の気持ちも本当なんだろう。

羽生さんは今と、昔、どっちが将棋を指していて、たのしいのかな。

今の方が少し楽しそうに見えるのは、将棋の勝ち負けを、自分の中のいい塩梅の場所に置くことできたからなのではないか。

防衛戦がまた、挑戦になった。

俺ごときが言うのもなんだけれども、それは、成熟した。強くなった、ということではないだろうか。

羽生さんの永世竜王獲得のインタビューで、インタビュアーは羽生さんのことを、老いてギリギリの防衛戦を続けている(今回の竜王は挑戦奪取なのだが、30年の物語的には延々と続くチャンピオンの防衛戦)チャンピオンとして、つらさや、意義や、困難を羽生さんに問うていたのだが、それを聞きながら、俺は

「今、案外楽しそうに見えるんですが、どうなんですかチャンピオン?」

と聞きたかった。

もう、おまえら、俺にインタビューさせろ。

posted by ボス村松 at 16:31| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

杉本和陽四段

私は戸辺誠七段の将棋教室の生徒だ。

先生は最近、不調で負けが込んでいる。

教室のレギュラー講師が表題の杉本和陽四段だ。

杉本四段はプロになりたてで、四間飛車使い。

教室で一局、角落ちで教わり(負けました)、打ち上げでは、隣の席に座った。

杉本四段は四間飛車使いで、現在は長く振り飛車受難の時代が続いていることもあり、プロ入り後の戦績が芳しくない。

戸辺先生との自嘲合戦が飲みの席では見られた。

クラスは違えど、順位戦の成績の上下で、ごはんだったかを賭けているという話。

現状二人とも負け越しで、両者負け越しの場合は、勝者なしで賭けは不成立だなあ。

はっはっはっ

みたいな。

俺らもお客さん入らないなあ、はっはっはっとよく笑う。

世間は泣き笑いに満ちているが、質を問わず量で言えば、圧倒的に笑いが多い。

これが人間の強さなのだ。

まとめてみる。

誘導尋問で杉本四段から引き出した、同世代の異能の棋士、振り飛車で七割勝つタイトルホルダー、菅井王位へのポロリの一言が面白かったのだが、これは飲みの席の秘密なので、ここでは明かさない。

俺にとほほ系と認識されたそんな杉本四段なのであるが、ここ数日、棋譜中継で連戦連勝だ。

今日の叡王戦お昼の対局でも、三枚堂五段に後手四間飛車で勝ち、夜の対極では、話題の藤井四段と戦うことになるかもしれない。

勝ち続けていたひところに比べると、藤井四段も、ずいぶん人の子っぽくなっている。

控室の検討陣に突っ込まれるぐらいのミスもするようになった。

これはもう、勝ち負けの将棋がだろう。

以下の写真は飲み会で撮ったときのもの。許可はもらっています。

ケーキはお誕生日。カワイイカッコいい、モテのちょうどいいところにいる杉本四段なのだ。あとは勝利のみ。

杉本四段.JPG



俺も芝居の本番まであと10日。今日も練習ガンバリマス。

劇団鋼鉄村松公演「鋼鉄の泡」

チケットご用命はブログ右上のタイムテーブルをクリックだ。






posted by ボス村松 at 16:19| Comment(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

藤井四段はいつ負けるのでしょうか

天才将棋少年藤井四段が、よどみない一直線の寄せで、連勝をまた一つ伸ばしました。

なんだか、ああ播磨灘をみているような気分です。

このまま連載終了まで負けないんじゃないだろうか。

今回は自陣には一切手を触れさせず、敵の王様もまだまだお付きの金銀が健在なところから、突然スパーク。

飛車を切って、角を切って、見る間に相手の王様を丸裸にして仕留めてしまった。

シュートレンジが半端なく広い。

こんな鮮やかな将棋はちょっと見ない。

惚れてしまいそうや。


先日の観劇に差し入れとして持って行った日本酒を、自分も買って飲んでみたら、そうだわ、こんな味だった。

クセがあるんだよな。まずいって思われちゃうかもな。

俺は飲める。

心当たりの方、お取替えいたします。
posted by ボス村松 at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする