JUDY.jpg 劇団の動画など、ありますよ?
ボス村松ドラマスペシャル「じ・だん」パラパラアニメ
遍歴の騎士ヤマオカ卿の酒気帯びでやんすダイジェスト
けつあごのゴメスダイジェスト
P型柔道一門PV
ミハエルとアイルトンとチュウカドンPV


2017年05月02日

藤井四段はいつ負けるのでしょうか

天才将棋少年藤井四段が、よどみない一直線の寄せで、連勝をまた一つ伸ばしました。

なんだか、ああ播磨灘をみているような気分です。

このまま連載終了まで負けないんじゃないだろうか。

今回は自陣には一切手を触れさせず、敵の王様もまだまだお付きの金銀が健在なところから、突然スパーク。

飛車を切って、角を切って、見る間に相手の王様を丸裸にして仕留めてしまった。

シュートレンジが半端なく広い。

こんな鮮やかな将棋はちょっと見ない。

惚れてしまいそうや。


先日の観劇に差し入れとして持って行った日本酒を、自分も買って飲んでみたら、そうだわ、こんな味だった。

クセがあるんだよな。まずいって思われちゃうかもな。

俺は飲める。

心当たりの方、お取替えいたします。
posted by ボス村松 at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

藤井四段は今日も勝ちました

棋聖戦挑戦者決定戦、糸谷八段に斎藤慎太郎七段が勝って、羽生棋聖戦への挑戦が決まった。

斎藤七段、羽生棋聖共に、あべまTVの企画将棋で天才将棋少年藤井四段に負けたばっかり。

タイトルマッチがさながら敗者復活戦みたくなった。

一将棋ファンのボス村松としては、この天才少年を、馴染み深い将棋界を襲った黒船みたく見ている。

外敵というやつだ。

藤井聡太四段14歳。

コンピューターと大体同じ印象。読みが早くて、間違えない。

一般棋戦にも出てくるので、コンピューターよりタチが悪い。

現在、デビュー以来公式戦負けなし14連勝。

最悪のシナリオは、底が見えたと将棋に飽きて、無敗のまま将棋をポイと投げ出しちゃわれること。

無敗は大げさにしても、勝ちまくってポイはありうる。なんたって、相手は14歳だ。

七夕の短冊に「いつまでspeedが好きでいられますように」とか書いちゃう年頃だ。

打ち捨てられた将棋界のショボンは相当なものになるだろう。

ライバルの登場が待たれる。

ライバルの登場が待たれるのは、そうなんだけど、実際には藤井四段が俺の敵であり続けることは難しいと思われる。

目に馴染んで来るうちに、藤井四段が外敵から俺のスターへと変わっていくんだろう。

羽生三冠も渡辺竜王も最初はヒールだったと聞く。

今ではみんなのヒーローだ。

渡辺竜王は今でもヒールと兼業ではあるが。

posted by ボス村松 at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

ポナンザと名人

ポナンザが佐藤天彦名人に勝った。

定跡から外れた将棋に誘導し、終盤の詰むや詰まざるやの場面にまで至らせず、中盤のねじりあいで圧倒し名人からギブアップを奪った。

ニコニコ生放送はお通夜みたいな空気だった。

お嫁さんに言わせると、それは儀式として必要だから仕方ないというが、毎日ケータイで棋譜中継を見るものにとっては、すでにコンピューターは敵性のものではなく、既成概念を壊して将棋の序盤に自由をもたらしてくれた天使みたいなものなので、違和感を感じた。

ポナンザにはもう、人間のプロの定跡は入っていない。

すでに棋士の現場は、コンピューターが開拓した新たな地平線に駆け出している。

でも、定跡というのはよく出来たもので、実戦では、定跡にとどまったものが勝ち、新たな地平に駆け出した方が負ける印象。

コンピューターの流儀にはコンピューターの一秒間に何億手も読む処理能力が必要で、

人間にはやっぱり人間にみあった流儀があるのだろう。

それでも、新たな地平に向かう姿には喜びが感じられる。

変な将棋のたまに勝つ時の姿はカッコいい。

posted by ボス村松 at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月14日

叡王戦準決勝に羽生三冠登場


叡王戦が佳境を迎えている。

今期は羽生三冠が参戦だ!というのが、目玉。

その羽生三冠がベスト4までちゃんと勝ち残っているのが、役者やのお、というところ。

羽生三冠とは別の山を勝ち上がり、千田五段が決勝に名乗りを上げたところで、はたと気づいた。

千田五段は言わずと知れた、コンピューター将棋通。

叡王戦PVでも「戦ったとして、羽生三冠が勝てる可能性は0.05パーセント」と言い切った。

今日の朝時点で、佐藤天彦名人と丸山九段の勝者と羽生名人が戦って、勝った方が千田五段と決勝と言う組み合わせだった。

物語に、なってる。

決勝の決勝は、電王戦。対コンピューター。ソフトの名前はPONANZA

開発者の山本さんは、ずーっと羽生三冠と闘いたいといっている。もう状況を見て完全にコンピューターは棋士を凌駕していることは明らかなのにそこはぶれない。何が見たいのか。虐殺か、あるいは、羽生三冠の勝利なのか。将棋ファンは、いつまでたっても羽生つえー、をやりたいものなのだ。山本さんはアマ五段の棋力ということで相当な将棋ファンと思われる

羽生三冠が勝ち上がったとしての決勝の千田五段は、前述のとおりの棋界随一のコンピューター通。

もう人間同士の将棋の棋譜を見ての勉強はしてなくて、コンピューター同士の棋譜の研究が勉強のほとんどと聞く。

そしてベスト8の二人、勝った方が羽生三冠と戦う佐藤天彦名人と丸山九段も物語を持っている。

天彦名人は、今季羽生三冠から名人を奪った勝率8割の現時点での人間最強。

丸山九段は、スマホ将棋ソフトカンニング問題で三浦九段から入れ替わって、現在竜王戦を戦っているスマホソフト次点。

そして、今日のお昼の対局で、スマホソフト次点に人間界最強が勝った。

果たして、羽生三冠は人間界最強に勝って、コンピューター博士のところにたどり着けるのか。

そして、コンピューター博士に勝って、悪魔のソフトと戦えるのか?

そして悪魔のソフトとの結果は?!悪魔のソフトを作ったメフィストの本当の気持ちは?

カミングスーン。

人間界最強との対戦は、あと10分後

   ***

なんて、ドキドキしながら脚本を書いている。上手く書けたり、書けなかったりだが、楽しい。

通常はパソコンの前に座って、書こうとして、一字も書けない。

一段階上の状況だ。

鋼鉄村松コメフェス優勝凱旋公演「オセロ王」の練習初日まで、あと半月ある。

けっこう、そこまでには書き進められるのではないか。

年内に第一稿完成を目指したい。

posted by ボス村松 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月21日

戸辺教室にて

戸辺誠七段の将棋教室に、通っている。

教室は月1で土曜の夜。

芝居の練習にかぶっていることがあって毎回参加できるわけではないんだけど、「将棋をする私」の軸となっている。

俺は時々思いついたように将棋倶楽部24というサイトで一日つぶして将棋を指すこともあるんだけど、そこでは一向にレーティングが上がらない。

将棋教室で戸辺先生と指すと上手くなったと言われる。うそだろーと思うが、少し実感するところでもある。

教室では一手を指すのに考える時間がある。ネット将棋は早指し。

指したい将棋が分かってきたので、考える時間があれば前とは違ったように指せる。

思うに、結局のところ、素人将棋は飛車を先に成りこんだ方がたいがい勝つ。もしくはと金を作った方。

後者の方がより上級の考え方で、俺が指す居飛車の戦型にマッチした考え方。

早指しではまだそこにむけて体が反応しない。教室では視野に入ってくる。

っていうか、戸辺先生はまず、飛車を成りこませてくれない。駒落ちの上手はそこだけは、プライドにかけて許さない(ように俺にはみえる)

あ、戸辺先生とは多面刺しの角落ちで教わってます。

先週土曜の教室で、俺は戸辺先生を攻め倒した。途中先生が緩めてくれた感じは一切なかった。

先生が中央5三の地点に銀を進めてきたのを、こちらは腰掛銀に構えて「出てきたら、歩をついて追い返すよ」と模様を張ったところ、ものすごく中央が手厚い形になった。

これは非常に稀なケースで、通常駒落ちの上手は、中央を圧することで、駒を落としていることによる戦力差を埋めようとしてくるのだ。

・・俺、序盤で作戦勝ちしてね?

その後、戸辺先生がちょっと無理目に端から攻めて来たのに、カウンターを当てたら、たまたまいい角度に切れ味鋭く入って、カウント8ぐらいのダウンを奪う。どれくらのパンチかというと、元々が俺は先生に角を落としてもらっているんだけど、そこにさらに俺が銀を丸得してるぐらいの。しかも馬が相手陣に成りこんじゃってーの優勢。

さすがに勝ちだろと思いながら指して、しかしそこから、本当に上手に粘られるんだけど、なんとか戸辺先生の入玉を阻止して勝ちを得た。

大満足。

打ち上げで、今回のゲスト棋士の井出先生(四段になったばっかり)が、ぶっちゃけた若者で、どこまで書いて大丈夫なのか、とにかく面白かった。

井出先生は、もう無理だと思っていた四段に奇跡的になれて、今は、もう人生の夏休みを謳歌しているそうです。

振り飛車党の戸辺七段の前で、四段の先生が、まー振り飛車は勉強しなくていいっすからねとビールをぐいっといく。

後手番のときは、飛車を振って、勝率三割五分で十分っす。いや、居飛車は勉強してないと相手が何してくるか怖くって・・。飛車を振るのは四筋ですよ!もちろん角道を止めて!角道が開いてたら危ないじゃないですか。3とか5とか、奇数には振りません。振る意味がわからない。飛車は四筋です。だってさ。

ちなみに戸辺先生は3とか5に振って、角道は開けたまま。

俺は戸辺先生に「先生は居飛車やらないんですか?」と聞くと、「だって俺の居飛車弱いもん。弟子に負ける」とこちらもビールをぐいっ。

「竜王には、横歩取りやれば、っていわれるんだけどねー」 横歩取りは、相居飛車の戦型。

おお、天上界の会話を拝聴する栄を浴する。
続きを読む
posted by ボス村松 at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月11日

ponanza電王戦トーナメント優勝

将棋ソフトのポナンザが電王戦トーナメントに優勝した。相当に圧倒的な勝ち上がりっぷりだったらしい。

今、ポナンザと聞く俺の耳にその音は、サタンと同じ響きを持つ。冷たく圧倒的で余地をのこさないもの。

しかし、そのポナンザの始まりはプログラマーの山本さんが、ボナンザ(bonanza)をもじって(ponanza)としたというもの。

ボナンザ(bonanza)は、プロ棋士に対してコンピューターの勝利を予見させた、革新的な将棋プログラムの名前。

ポナンザ(ponanza)は、その偉大なるボナンザ(bonanza)よりちょっと可愛くて弱い、私版という諧謔とユーモアが混じったネーミングだった。俺もみんなもそれを感じ取っていた。半濁音のもつナンチャッテ感。

過ぎた年月と浴びた返り血が、プチボナンザ(petitbonanza)たるポナンザ(ponanza)をサタンへと変えた。

結局耳の慣れなんだなー、と思う。

ラミレス監督率いるベイスターズが昨日巨人を降したけれども、ベイスターズがベイスターズになったとき、即ち横浜大洋ホエルーズが、横浜ベイスターズになったとき、変な名前になったもんだと思った。今は普通。

巨人も虎も竜も鯉も燕もみんな、実際にいるいないは別として、すでに形、概念があるのに、ベイスターズはただの造語。

そういう意味ではロッテオリオンズが千葉ロッテマリーンズに変わった時も、地形かよって思ったな。

さて、そのクライマックスシリーズのベイスターズの勝ち抜けには、ジャイアンツの沢村の不調が大きな要因となった。

筋肉質、でかい、球早い、割に男前、セーブ王、防御率もそんなに悪いわけではない。でも、出てくると敵スタンドは期待に満ちる。というわけで、同じ巨人の石毛を思い出した。

長嶋巨人の勝利の方程式の一角を担ったストッパーだ。

沢村は石毛になっちゃうのかなあ。違うのは沢村はピカピカのドラフト1位(その年の目玉選手)で、石毛はドラフト外だったこと。もともとの期待値と、多分、ポテンシャルも違うんだと思う。

石毛とかいつの話を思い出してるんだよ。

もう20年前になるのか。

今回、クライマックスシリーズ第2戦で、9回マシソン続投、沢村回避を受けての記事を読んで感慨深いものがあった。

全部昔になっていくんだなあという話。

そこでは96年の巨人VS中日の10.8決戦が引き合いに出され、あのときも信頼感がイマイチのストッパーが大一番で回避されたとが書かれてあった。

巨人はその年の先発3本柱をそのまま決戦に投入し、槇原ー斎藤ー桑田とリレーさせた。

結びがふるっていて、「当時はまだ投手分業が今ほど確率されておらず、先発が抑えを任されることもまれではなかった」

いや、稀だったよ!

30年前でも稀だったよ!

全部がいっしょくたになって、昔になっていく
posted by ボス村松 at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月12日

直線で行って一手勝ち

ここ数日ネット将棋ばかりしていました。

将棋って、こういうゲームなんだなと少し合点がいくことがあって、攻めるタイミングを早くとれるようになった。

以前の勝ちパターンは2つに分類された。

中盤で駒得してその優位を維持しての寄り切り勝ちか、不利な状況からの無理に暴れたら道理が引っ込んでの逆転勝ち。

しかし、ここ数日は自分から俺が倒れるかおまえが倒れるかの切り合いの口火にを切れるようになった。

いわく

「直線でいくと自分の方が先に詰めろをかけられるから・・」

「こっちの駒組は頂点で、相手はまだ良くなる。ならば今行くしかない」

などなど、棋譜中継のコメントに出てくるような考えを下手なりに追うことができるようになった。

それで強くなったかというと、レーティングを逆に落としたりして、勝ちにはつながっていないのだけれど、将棋というゲームの本質により近いところで遊べるようになって、将棋をしているときの風景が以前より鮮やかになった。

昨日、月曜日は朝の6時ぐらいに起きてから22時のバイトまで、飯もくわず、ずっと指してた(途中、ネット将棋と同じパソコンの別ウィンドウで脚本を書いたりしながらではあるが)

さすがに途中からは脳みそが痺れたみたいな感じになって、まったく鮮やかではない将棋の風景の中で、なんか止まらない止められないの惰性で指していたわけだが、まあ楽しかった。

いかんいかん。

将棋はもうおしまい。

今日からは演劇だ。

毎日言ってる。

どちらもお金になるわけでもない。

将棋の方がやってて楽しい。

ただ演劇の方がうまくいったときの満足感がある。

人と関わるからかな。


posted by ボス村松 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月31日

佐藤天彦名人誕生

羽生名人を佐藤天彦八段が破り、新しい名人になった。

将棋ファンの一人としては、新風が吹いたさわやかさを感じる。

羽生さんファンとしては、もちろん羽生さんの勝つ姿を見たかった。

そして、あと、ひと月もしないうちに公演を控える小劇場の人としては、困っている。

その公演は、将棋を題材に扱っていて、羽生名人っぽい人=名人コブラが「トヨシマ、アマヒコは何してるニョロか」とセリフをのたまわる。自身の人間界における将棋最強を脅かす若手として、頼りねーなーの意味で。

しかし今回の名人奪取という結果で、「アマヒコ何してるんだよ」っ言って、「あんたから名人を奪ったんだよ」という具合になった。

公演として、ちょっと対応策を考えなきゃならない。

   ***

アマヒコ名人は、ほんの数年前まで才能は認められながらも、最底辺のクラスC級2組を抜け出せないでいた。

渡辺竜王のブログで、竜王と二人して後手番で指す戦型がないと、頭を抱えてる姿を見せたこともあった。

アマヒコ名人がまだ横歩取りの後手番を指さなかったころの話で、その当時は将棋界全体が居飛車の後手番で苦しんでいた。特に角換わりと矢倉の後手番がダメだった。アマヒコ名人はそこを主戦場にしていた。

そんな中、将棋世界の記事で「将棋をやりながら好きな洋服の店をやる、趣味的に生きることを考えていた」なんてのも読んだな。

C級2組でくすぶる自分に、俺はこんなもんかなと見切った気持ちがあったんだろう。

そーゆー気持ちの動きはよくわかる。大変共感できる。

それが、数年後には名人になってるんだから、人生はどう転んでいくかわからないですな。

おめでとうございます。

アマヒコ名人。
posted by ボス村松 at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月14日

山崎八段が初代叡王になっちゃった

トーナメントの決勝戦、山崎八段が郷田王将との、最後の殴り合いを制して初代叡王となった。

ミス、逆転、またミス、再逆転の殴り合いだったので、戴冠した山崎叡王のインタビューは、沈痛な謝罪会見のようにも見えた。

こんなボクでいいんでしょうか、みたいな。

叡王は、他方のコンピュータートーナメント優勝者であるところの電王と来春、戦うことになっているのだ。

正直、今年のトーナメントに優勝したポナンザ電王はとんでもなく強くなっていて、人間が絶対勝てない領域まで到達しているようだ。

公開処刑に山崎叡王は向かうようなものだけれど、公開処刑は19世紀までは市民の娯楽の一つだったわけで、その存在意義に異をとなえるつもりはない。

そして、もし山崎叡王がポナンザ電王との2番勝負で1本入れるようになことになったら(公開処刑からの大脱出劇!!)、それはこの星で人外の殺戮者に抵抗した最後の一人といった様相になるだろう。さしずめ、惑星べジータのカカロットのお父さんといったところだ。

実を言うと、私は以前「二手目8七飛車成り戦法」という芝居を書いて、主人公にこの山崎叡王をモデルにしたザキヤマ七段という人物を創作したのだった。そしてそのザキヤマ七段の、形に捕らわれない変態将棋が、最後までコンピューターに抵抗したと描いたのだ。

大脱出劇を期待しています。俺を預言者にしておくれ。



新歓ディナーショーの脚本書きのアイディアが固まりつつある。

新作短編を中心とした、45分ぐらいの緩いお楽しみ会を作れないかなあと思って書いている。

その新作短編のタイトルを「皇帝ミハエルシューマッハの帰還」(仮)としていたのだが、ちょっとカッコつけすぎだなあ、他にもっといいのがないかなあと思っていた。

こっちの方がカワイイかと、それにすることにした。

「ミハエルとアイルトンとチュウカドン」

アイルトンとチュウカドンが韻を踏んでます。

ミハエルは、ミハエルシューマッハ。

アイルトンは、アイルトンセナ

チュウカドンは、このディナーショーで故障から復帰予定の村松中華丼です。
posted by ボス村松 at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月27日

名人コブラ

名人コブラとは、俺が作演出をした「二手目8七飛車成り戦法」で主人公ザキヤマ七段の仇役として俺が創造した、異能のキャラクター。

羽生(はぶ)よりも10倍毒が強く、語尾にニョロをつけるのが特徴(ガララニョロ夫のパクリ)

先日、いつものようにケータイで将棋の棋譜中継を見ていたら、電王戦をやっておる。

電王戦は、今年から将棋のソフトの最強を決めるトーナメント。

そこに、名人コブラなるソフトが参加しているではないか。参加者の名前は松山浩章とある。松山さんじゃーん!!

松山さんは、俺の通っている戸辺誠将棋教室のお友達。芝居もよく見に来ていただいている。

松山さんは、俺の芝居から名前を拝借して、トーナメントに参加したのだった。

松山さんて、そういえば、プログラマーを生業としていたような、そうでなかったような。

「プログラマーですよ」と松山さん。

でも、参照したaperyの言語を1から勉強して作ったため、ちゃんと動くので精一杯という実力で参戦。「俺よりもよわいっすよ」(本人談)

しかし、3勝をあげ、その中の1局に最強囲いをして勝った将棋もあり、世のニコ動観覧者の賞賛を浴びる。

松山さんは悦に入った表情で、

「名人コブラって検索かけたら、もうボクのソフトのことが出てきますね」

だってさ。

   ***

さて、今回書き上げた、ボス村松ドラマスペシャル「じ・だん」にも名人コブラが登場。

まあ、著作をまたいで登場する、松本零司のキャプテンはーロックと思っていただいて構いません。

前作「二手目8七飛車成り戦法」では、その左腕のサイコガンからビームをだしていて、今回もお約束としてビームを出したいところなのですが、説得力を持ってビームを出させるというはなかなか難しいハードル。

このことを、小道具としてのサイコガン製作者のバブルムラマツに伝えたところ、「いいよ。もう、サイコガン作りたくねーよ」とのこと。

実は、前作を含めて、彼は生涯3度サイコガンを作っているのである。

変な劇団ですね。

松山さんは、名人コブラを世に広めたことで、村松名が欲しいと言い出した。

いいよ。お安い御用だ。

最近は村松名が安い。頼まれれば、くれている。

松山さんよ、今日からおまえは、Xムラマツと名乗るがよい。

XJAPANがイメージである。

でも本当の意味は、最近お嫁さん(芝居をよくいっしょに見に来てくれた)と別れられたということで、×イチの意味。

ほんと、わかれるなよー。
posted by ボス村松 at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月14日

戸辺先生2連敗

夏の終わりか、秋口ぐらいに俺が通っている将棋教室の戸辺六段が、順位戦4連勝で今期は昇級か!?と色めき立つ記事を俺は書いたのだった。

その後、戸辺先生は所属するB級2組の強いところ二人、糸谷竜王と北浜七段と対戦し、連敗を喫した。

昇級はだいぶ厳しくなった。

勝負の世界というのは本当に厳しい。

将棋教室に行くと、そのまま打ち上げとして飲み会になるのが常なんだけれども、そこで先生は生徒たちやゲスト棋士たちのもてなし役に徹する。負けが込んでいるときは、空元気でさらに盛り上げにかかる。

知り合ってもう何年もたつ。親しくもなったし、先生の方も俺の芝居を見てくれて、俺も先生からいくらかの敬意みたいなものを頂いている。

サシで飲んで、肩を叩いてあげたい気分である。


posted by ボス村松 at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月28日

終盤のファンタジスタ

おうちでの自習の甲斐があって、一歩前進できた稽古だった。

渡部篤郎、すこし意識しています。

劇団鋼鉄村松公演「仮面マタドール(レプリカ)」絶賛稽古中

   ***

藤井先生が、ちょっと見ないぐらいの逆転負けを郷田王将に食らって、叡王戦の本戦出場を逃した。

藤井先生は、「終盤のファンタジスタ」と観る将棋界隈では呼ばれている。

その事は、藤井先生がちょくちょく、「えーうそー」と観戦する人をうならせる想像を超える逆転負けを食らうことに由来する。

詠み人知らずの、どこかから生まれて、何でだか定着した愛称とか呼称とかいうものって、センスある。

感心することが多い。

日本人に刻まれた、俳諧の心だろうか。

驚きと敬意と揶揄が、「終盤のファンタジスタ」にはオールインワンしている。

藤井先生は決して弱い将棋指しではないのだ。

強い。それ以上に、現役将棋指しの中で、唯一無二の存在感がある。

藤井先生は「本当の天才は羽生ではない、藤井だ」と評されるぐらいの実績があるだった。

独創的な戦法を3つ編み出した。

藤井システムと、藤井矢倉と、角交換四間飛車だ。

ちなみに羽生名人は、羽生システム的な戦法を創出できていない。

ていうか、戦法と呼べるほどの深みと広さを持つ新しい将棋の形を、ここ何十年では、藤井先生以外生み出せてない。

藤井先生だけが3つだ。

嘘です。中座七段の中座飛車がありますね。

あと居飛車穴熊は寅彦先生でいいんですか?

でも、そう下駄を履かせて吹聴したくなるぐらい藤井先生が凄い

その藤井先生が、自身の戦法を駆使して序盤中盤で優位を築く。終盤でコケる。ここに味わいがある。

竜王3連覇していた絶好調時は終盤も強かったと聞く。

でも俺が将棋を見始めた7,8年前では既に、このファンタジスタの呼称は定着していた。

昨日の将棋はニコニコ生放送されていて、その築いた優位は、ここからなら俺でも勝てると思わせる(実際は勝てません)ものがあった。

ニコニコ生放送では、その大優勢の時点から、ファンタ、ファンタの文字が躍る。

ファンタはファンタジスタの略。

競った将棋の敗北にファンタジーはない。

大優勢からの転落にこそファンタジーがある。

みんな藤井九段のことが好きなので、本当はこのまま勝って欲しい。

でも、負けてボヤくところも見てみたい。

でも、さすがに今日は勝ちだろうな。

そんな感じで見ている。

解説の阿久津七段も「おや」とか「そっちですか?」とか含みがありそうなことを言うけれども、時折映るコンピューターの評価値は藤井九段大優勢で動かない。

そこから何十手か進んで、一方的に攻めまくっているはずの藤井先生の6四角で、突如コンピューターの評価値が逆転する。

阿久津七段の「これは・・」の声。

画面を埋める「ファンタ」「ファンタ」「ファンタ」の文字。

本当に実現しちゃって、沈鬱に沈むコメントありの、お祭りコメントありの、いやー間違いがあるから将棋っていうのは面白いのだから、人間がコンピューターに勝てなくなるのなんて勝負論的には何の問題もありません。

俺はというと、悼む気持ちを上回るお祭り気分が抑えきれずこのような文章を書いている次第。

感想戦も放送されて、そこで、藤井九段のボヤキの声も聞けました。

「評価値1000点超え(の優勢)とか関係ないんだよ」

「いや、負けるとは思ってなかったからね」

おもしろかったです。
posted by ボス村松 at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月20日

天網恢恢疎にして漏らさず

今週のシルバーウィーク、今日の日曜から父の法要に帰省する。

昨日の土曜は戸辺教室の日だった。

稽古場のバブルには父の法要で土日は休むと伝えた。土曜は戸辺教室の日だった。

戸辺教室で将棋を指しているとき、俺が休むと知らない劇団員から電話が掛かってきて、稽古場の許可証と言う。

しまった俺が持っていたか。

どこにいますかと問われて、俺の背後には将棋のパチパチする音がするし、実家と答える胆力は俺になく、戸辺教室と答えた。

天網恢恢疎にして漏らさずだなあと思った。

戸辺先生に初めて飛車落ちで挑み、お手つき一回で勝たせてもらった。

打ち上げの飲みの席でも教室仲間の笠原さんと一局指した。角換わり腰掛け銀の将棋となって、序盤1歩をタダで拝借したこともあって快勝した。

この将棋教室の面々はよく我が劇団に見に来てくれる。

先日のコメフェスも見に来てくれていた。

及第点の出来ということで、次回に辛くもつながった。

驚くべきことに、その笠原さんがなんと自身が舞台に立つという。ミュージカルだ。

笠原さんは教室の仲間だからというだけではなく、芝居好きということで見に来てくれていたのだけれど、まさか、自ら立つことになっていたとは。とぼけた味があって独特の間があるので、こんどはウチの芝居にもと出演依頼をしてみようかしら。

飲み会で戸辺先生が「今日はノンアルコールでいいですか」と言う。「順位戦が近いもので」

今期戸辺先生は、順位戦で開幕3連勝。ここ数年はこの出だしでつっかかっていた。鬼門を突破し、今期は上がると決意したものだろう。

6、7年前、佐藤アマヒコ八段が一回目の新人王を取った年、戸辺先生は王位リーグで大暴れして(羽生名人にも勝った)、これまた年間最高勝率を獲った豊島七段と前述の佐藤アマヒコ八段を抑えて、将棋大賞の新人賞を獲った。戸辺先生は年間勝率も確か微差の2位だった。

順位戦でB1に上がれば、やや停滞ぎみの豊島七段に追いつくことになる。戸辺先生のタイトル挑戦も見てみたい。教室はどんな騒ぎになるんだろう。

教室のゲストは高見泰地五段。なんでだか、高見五段が今後10年でタイトルを取れたら俺が高見泰地物語を上演する。取れなかったら、「村松さんの芝居を見に行きます!」と賭けることになった。よっぽどのことがないと、芝居は見に来てくれないらしい。


posted by ボス村松 at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月18日

郷田九段勝った

郷田九段は羽生名人と同じ代で、羽生世代と称される世代の主要人物。

若い頃イケメンというよりは、すごい美青年で、しかし、そう言われるのが邪魔でメガネをかけたとか。今はわざと肉をつけて顎がなくなっている。顎がなくなるほど太っているのではなく、むしろ中肉中背なのだけれども顎だけに肉がついて顎がない。シシドジョウのほっぺたみたいなものなのかもしれない。

妥協をしない、まっすぐ剛直な棋風。野球のピッチャーに例えるなら、155キロのストレートとカーブだけで勝負。

後手番になったときの二手目は、ほぼ必ず8四歩と飛車先の歩を突く。

これを相撲で例えるなら、相手の立会いを胸で受けて立つ横綱相撲。

二手目8四歩は、後手が分が悪いとされる角換わりという戦型に「誘導されても受けて立つ用意があるぜ」という意志表示なのだ。

そして、受けてたって勝つ・・というと、必ずしもそうではなく、角換わりの先手番が得意な丸山九段を苦手にしていて、丸山九段には20連敗近くしたことがある。しかし、それは角換わりの後手番を負けても負けても受けてたったということで、将棋ファンの中では漢気ポイントがさらに上がるところ。「角換わりでは後手が不利」と決定してしまうと、それの親戚筋である矢倉戦法が成立しなくなってしまい、将棋というゲームの幅が随分と狭まってしまうのだ。郷田九段は将棋の豊穣を守るという使命感を持って戦っていたと思われる。

お嫁さんは、いない。

追っかけは、いる。若手棋士の中で、郷田将棋に魅せられて憧れて、郷田九段の対局となると必ず対局場に勉強しにくる人がいるのだ。彼もイケメンであり、俺なんかは、二人の仲はちょっと怪しいと思っている。

群れない。一人で将棋盤に向かって研究している。パソコンも使わない。完全に結論が出ている手順を踏襲して前例と同じように指して、同じように負けたことがある。

すごい長考する。

なんでもない、序盤の10手目ぐらいで1時間とか2時間とか考えたりする。それは勝ち負けよりも将棋の神サマと交信している時間。

お嫁さんがいないので、朝、起こしてもらえず、不戦敗をしたことがある。すごい日本将棋連盟に怒られてた。

将棋なんて難しくない。ガーッと攻めて勝てばいいんだという持論を持つ。

以上のチャームポイントを持ちながらも、強い。

王将戦の挑戦者決定戦で羽生名人を破り、渡辺王将に現在挑戦中。

7番勝負で、連敗したところ連勝して、2勝2敗の5分に戻した。

ガンバレ郷田九段。GOGO、郷田九段。

実は渡辺二冠も二手目8四歩を指す将棋の守護者なんだけれども、負けて華があるので、今回はそれでよし。









posted by ボス村松 at 10:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月27日

窪田六段

昨日は、朝日オープンで羽生名人が本戦1回戦、2回戦と戦い、勝って2回羽生つえーをやることができた。

これの一回戦を見ていたせいで、アガリスクエンターテイメントの練習に遅刻した。すいません。

でも着いたら演出は不在でまったりタイムだったのでセーフ。

脚本が配られた。

配られた分だと全体の7分の1ぐらいだそうだ。俺の役は7分の1の話の展開の中では鍵をにぎることになっていた。ありがとうございます。恐縮です。これで台詞が終わって、あとは置物になるなら何とかいけます。

森下文化センターで俺がアガリスクの稽古をしていたそのころ、羽生名人は窪田六段と二回戦を戦っていて、これを俺は見たかった。

窪田六段は、自分のワールドを持った棋士として有名で、そのワールドは小中学校だといじめられる感じの純で不器用なワールド。

喋りがロボっぽい。「まあ」、とか、「ああ」とか、「いや」とかの、喋りと喋りの間がないのが変なのかな。箇条書きっぽいというか。そして動きも同様にロボっぽい。動作開始、動作終了、ストップアンドゴー。なめらかではない。以上はニコ生を見たときの印象と、以前、マイナビ女子オープンを見に行ったとき、大盤解説に窪田六段がでてきて、それを見たときの印象だ。

その大盤解説でこの窪田六段とコンビを組んでいた野獣流・泉七段は、窪田六段を愛しそうにいじり倒していた。

泉七段は、順位戦上位者に有利にシードが組まれている各棋戦のありように疑問があるようで、全員横一列でトーナメントしたら誰が優勝するかわからないぞ、と。この窪田君は有力なタイトル候補ですよと、窪田六段の実力を高く評価していた。窪田六段は、ロボみたいにハハハハと笑った。

窪田六段が対局に臨むとき盤の周りには持参のグッズがいっぱい並ぶのだそうだ。空気清浄機だったり、特殊なドリンクだったり。世界が形成される。そして彼の将棋もワールドと呼ばれる。振り飛車党(希少)の藤井システム使い(超希少)で、異筋の粘りを持つ。素人みたいなかっこ悪い、攻め味のないただ受けるだけの手を指すことを厭わない。金銀を自陣にペタペタ張る。プロはただ延命するだけの受けの手をかっこ悪いとするものだが、その美意識を持っていないということだろうか。しかし、ベタっと金を張られた側は「えーそんな手?まだやるの?勝負ついてるやん」と、もーなんだよーとブツブツ言いながら指しているうちに(想像)、妙に遠くなった王様を攻めあぐねて泥沼の戦いになっていく。

その窪田六段が、今回の朝日杯本戦の戦いに、さらに常軌を逸した気合で臨んだようだ。

一回戦、ニコ生で中継のあった羽生名人−屋敷九段戦のとなりで窪田六段−村山七段戦が行われていたのだけれども、音声は始終んふーんふーと鼻息らしきものを拾っていて、それはさらに時折、アッアッとあえいでいるんだか、活をいれているんだかの声になっていた。

その声の主は中継されている羽生名人や屋敷九段ではなく、隣で将棋を指している窪田六段の声なのだった。

うるさい。邪魔だよ、レベルの音量だ。

それが携帯の棋譜中継の文章だとなかなかカッコよく消化されている。列挙してみると

「窪田はスズメ蜂ウォーターをコップに注ぎ、天を仰ぐようにして飲み干した」
「窪田は細かく何度もうなづく」
「窪田は右手を握り締めて読みを入れる。今は自陣しか見ていない。左手で顔を覆う。指の関節を鳴らす。動きが多くなってきた」
「窪田は目を見開いて盤面を見る」
「窪田の呼吸が荒くなってきた」
「ん!と力をこめて着手。力がこもっている」
「バッと駒台に手を伸ばして、バッと底歩を打ちつける。武道の型のような鋭い動きだ。気持ちが高ぶってきたか」
「窪田が時間を使っている。「窪田先生、これより1分将棋でお願いします」と小高初段。窪田は「はい!」と返答。「30秒」の読みにも「はい!」と答えた」

・・なんか、すごいことになってきてる。さらに続ける

「窪田の息遣いは相変わらず荒い。闘志がみなぎっている」
「窪田は盤上に手を伸ばしたが、「ややや」と声を漏らして手を戻した」
「苦しげな息遣いの窪田」
「「んー、んんー」と窪田がうなる」
「「はー、はー」と息を切らしながらの着手。「将棋は体力」という言葉を思い出した。これほど迫力のある対局姿勢はみたことがない」
「窪田が二回戦進出を決めた」

・・おめでとうございます。

二回戦の中継は、それは共に一回戦を勝ち上がった羽生−窪田戦となる。

これは見たいぞ。窪田六段は本当のところどうなっちゃってるんだ?!

しかし、俺はそれを我慢して練習に行った。遅刻よりも、ちゃんと行ったことを評価してほしい。

棋譜速報によると、窪田六段は名人を相手にしても、萎縮することなく自分の味をワールドを全開にして戦ったらしい。

途中、何度もアサイージュースのソーダ割りを作って飲んだようだ。

しかし、羽生名人が結局は勝った。勝つから名人なのだが、なかなかここまで勝てるものではない。

食ってるものがおかしいんじゃないかと思う。

うちに帰って、タイムシフト視聴しようとニコニコ動画を広げて、タイムシフト視聴に対応していないことを知る。

残念。

窪田六段のタイトル戦登場を待っています。




posted by ボス村松 at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月18日

1勝2敗

昨日は将棋の戸辺教室に行ってきました。

飛車落ちで上村亘四段先生に教わり、待ったを2回して、最後は緩めていただき一応、上村先生の王様を詰まさせていただきました。

俺が棒銀で攻めようとしたけれども、ガッチリ矢倉に組まれて交換までには至らず、しかしそれは俺としては作戦どおりで、そっちに駒を寄せておいての、薄くなった逆サイドに大駒を成りこんでいくことを俺は思っていた。

そして、俺は金香交換の駒損ながら、成りこんだ。このまま上手の角を押さえ込んでいけば、完封勝利もあるかもしれんとほくそ笑んだ。しかし自分の竜と馬の位置が近く何かというと、両取りの筋が見え隠れする。注意して注意して指したつもりだが、結局銀で両取りをかけられる。相手の角も馬になっちゃう。あかん、これ負けたわ。

しかし勇敢に、龍もたたき切っての寄せ合いにむかい、本日この一手の攻防の香打ちが利いて、見事上手の王様を19手詰めで詰ましました。

最後、積極的に勝負に行って寄せ合いで詰ませたのは、これまでの教室で指した将棋ではなかったことなので、じつに会心の勝利なのだった。

待ったを2回しなければ、なおよかった。悔やまれることである。

二月、三月は芝居の練習と本番で教室には行けない。次は四月だ。

打ち上げの飲みの席で、リベンジマッチの森下−ツツカナ戦の後日談を、ちらっと聞けてそれは興味深いものだった。

うそー、そうなのー、それ本音ですかーと思った。

あと、プロ棋士の指し手の手つきのこだわりの話に棋士文化を見た。

そんなの、勝負事なんだからポーカーフェイスで手つきには感情をこめないほうが有利だと思うのだが、彼らはむしろ積極的に手つきに気持ちをこめて、対話をしているようだった。バシーンと打ったり、こそっと打ったり。それがプロの作法らしい。おもしろい。
posted by ボス村松 at 09:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月08日

先崎八段がんばれ

糸谷竜王が勝った。

ということは、先崎八段が負けたということだ。

なぜというに、糸谷竜王と先崎八段が対局したからだ。

舞台は順位戦という棋戦で、将棋指しにとっては、本場所と呼ばれるリーグ戦。

順位戦にはA、B1、B2、C1、C2、と5つのリーグがあって、一年戦って、昇級したり降級したりする。

このリーグのどこに所属しているかで、お給料の基本が決まる。

A級に所属している人は、対局1局につき、おいくら万円。C2に所属している人はおいくら万円といった具合。

このピラミッドの頂点であるA級の覇者がその年の名人の挑戦者になる。

糸谷竜王−先崎八段戦は、そのB2の一局。リーグ戦全10局の中の9局目。

この戦いに勝てば、先崎八段はB1昇級が決まるかもしれない一戦であった。

何で、私がこの先崎八段に思い入れているかというと、まず、若い頃から露出が多かったので馴染みがある。

文章を書いたりテレビに出たり。口八丁、手八丁の印象。

羽生名人と同世代で、天才先崎とも称され、勝ちまくるもののこの本場所の順位戦では苦労してなかなか上に上がれない。

上がったら上がったで、羽生世代の中で一番最初に下降線に入る。

文章でボヤく。

それがおもしろい。

性根を入れ替えるために、ボクシングを始める。

テレビでボクシングVS将棋というキワモノ企画を披露する。

それでも、その甲斐あって、A級を見上げるB2の戦いで、ここに勝てば再昇級のチャンスの一戦までこぎつける。

そこで、負ける。

時代はITで全部写真になって上げられちゃう時代なので、負けた時の表情が、いちいち中継ブログに上がる。

それがまた、大変いい表情をしている。

ここにその表情を添付しようと、過去の写真を探ったが、ちょっと載っけられない。

決して私は嘲ってはおらず、愛おしくおもしろがっている者であるが、やはり「先ちゃんのこの表情がさあ」とこの場でさらすのは人として下劣と思い直した。

敗北、というイデアに到達している。落胆、というイデアにも到達している。そんな表情。

今回は、都合3度目ぐらいだろうか。

再昇級のチャンスに、負けた。そして、いい表情をまた、見せていただいた。私は拝んで、大笑いした。

その一戦の推移をざっと、説明すると、後手番の先崎八段がデータ的に非常に後手としては分の悪い局面に誘導する。

これは、何か秘策の研究がなければ、立ち入れない局面。

今が強い盛りの糸谷竜王は、その予見される研究を恐れず、ずかずか踏み込んでいく。

そして、先崎八段の、2二桂打ちが炸裂。

一目なんじゃこりゃの一手。

駒損するし、王様の逃げ道を塞ぐし。

そして、その一手が鮮やかに不発に終わる。

終局は午後19時台。

熱戦ともなれば、午前0時を超える順位戦において、サクッと音がする、終局時間。

そこで中継に上がった終局後の先崎八段のコメントは「うっかりしてるからな。しょうがない」

観戦の中継記者は「糸谷が駒を片付ける間、先崎はじっと棋譜をみつめていた」と結んだ。

じつに、味わい深い。

オリンピックでスポーツ選手が、勝ち負けを競って敗れるのは、その敗北の大きさにいたたまれなくて、楽しむ気持ちにはなれないのだが、将棋の戦いは、言っちゃなんだが、そこまで大きくない。年間、30ぐらいは彼らは指している。必ずしも名人になれると思っている人たちばかりではない。日常の延長。いけるかも、いやだめかもしれんなあ、のせめぎ合いの中で、やっぱあかんかったに転ぶ瞬間。実に響く。ドラマを感じる。

私は芝居をやっていて、物語なんて嘘八百をでっちあげるのが好きなわけだが、嘘をついてて思うのは、若年向けの物語はたいがい、勝利で終わる。

おっさんが書くおっさん向けのは、だいたい、負けて終わる。

おっさんはおおむね、すでに負けている人が多いので、勝利はまぶしすぎて、そんなの物語の嘘だよ、なんて思ってしまう。

ただし私も、羽生名人の負けは楽しめない。四十台ももう半ばを超えて、しかし未だ頂点に君臨する羽生名人は、もう、いつだってキワキワの防衛戦なはずなのに、勝ち続ける。しかも、勝利だけを目指してという勝ち方ではない。危うきに遊ぶような勝ち方。魅せる。6割で一流とされるところを、7割5分勝つ。私は、うわー羽生また勝った、羽生つえーと、その将棋を見るたびに感嘆する。

私は、それを延々やりつづけたいので、羽生名人だけは、ずっと勝っててください。勝ち続けてください。また七冠王になってください。

人生の悲喜こもごもは、その挑戦権をかけたところの勝ち負けで、楽しみます。

先崎八段は、その悲喜こもごもの名優という一節でありました。

ただ、今回の先崎八段はラス前、単独トップから昇級を臨んでの敗戦。次戦、最終局も自力昇級の目を残す。勝てば昇級。

がんばれ先崎八段。

posted by ボス村松 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月11日

天野赤旗名人

このまえ、棋譜中継に天野貴元さんの名前があって、目を疑った。

天野さんは、渡辺−羽生の永世竜王の称号をかけた一戦の記録係として、将棋ファンの前に現れた。

和服姿でボサボサ頭。その下のギョロっとした、鋭い眼光。誰だあれは?

対局者以上に、将棋指しといった風情で話題となった。天野さん20歳ちょっとといった頃だったように思う。奨励会三段。

しかし、わけーな!なんだ、あの風格は!

将棋のプロは四段から。四段からはお給料がもらえる。

奨励会三段はプロのたまご。

三段リーグという、40人ぐらいで争うリーグ戦で、半年に2人成績優秀者がプロになる。

そして25才までにプロになれなければ、奨励会員としての資格を失う。

狭き門が強調されるが、実際の話は、三段リーグに入ると四割ぐらいの確率でプロになれるようだ。

天野さんは、小学生名人戦の準V経験者で、将来を大変有望視されていた。しかし、三段リーグを抜けられなかった。

そして奨励会を退会した次の年ぐらいに、舌のガンを患った。グレード4だった。

天野さんは、ブログをしていたので、俺はそこでそのことを知った。

手術は成功して、天野さんは自分の奨励会時代の話や、ガンとの関わりを書いた本を出版された。

オールインという本だ。

いっちゃあ何だがおもしろい。

矜持と恐れと諦めとが真っ直ぐな文体でまっすぐ届いてくる。

将棋の棋士の名前が実名で出てくる。私が通っている将棋教室の戸辺先生も出てくる。

戸辺先生に、芝居にしなよーと言われて、考えた。

渡辺竜王への憧憬の視線が一番、燃えるポイントだと思った。

生来が勝負師なので、ガンになったところで、ウェットにならず作戦をたてて勝ちにいく。

そこで、オールインは終わっていたのだが、1年後ガンが再発した。

天野さんは、状況でいえば詰んだということだ、と自身のブログに書いた。

それからさらに半年、おとついのことだ、突然俺の前に、天野さんはアマチュア棋戦の優勝者枠、赤旗名人として、新人王戦の1回戦に現れた。

あわてて、天野さんのブログを久しぶりに開く。

先日の今泉アマがプロ受験成功の話に触れてあって、俺もプロになれたらどうしよう、と記事にはあった。

ガンが直ったのか?

いや、直っていない。

すごい。

新人王戦の1回戦で勝つことはかなわなかった。

しかし人間はこんなふうにガンを抱えて生きられるんだな。





posted by ボス村松 at 20:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月04日

うひゃあ糸谷竜王誕生

森内竜王が優勢とされる将棋を逆転されて、糸谷竜王が誕生した。

糸谷竜王は、大阪大学で哲学を学ぶ大学院生で、ネットで将棋中継を楽しむ私にとって、ゆるキャラ的な存在だった。

まず、ころころとカワイイ体型である。正座が苦手でほとんど盤の前にいないらしい。

怒られてシュンとなった時期もあったらしいが、今は糸谷だしという感じで受け入れられているように外野からは見受けられる。

将棋の作りも兄弟子の山崎八段ゆずりの変態将棋の色がある。

妙に王様がフラフラとしていて、すぐ入玉をめざす。

超早見え早指し。

相手が駒をつかんだところで、まだ、相手が盤の上にパチンと打ち下ろす前に、自分の駒をつかんじゃって相手のパチンに自分のパチンをかぶせる、正真正銘のノータイム指しをすることもしばしばらしい。

将棋は1分未満の考慮は、カウントされず、持ち時間を消費しない。

50秒ぐらいまで考えた方がトクなのに、手が見えたらすぐに指しちゃう。

NHK杯戦で、渡辺竜王(当時)がそれをやられて、カッとなって、ノータイム指しの応酬となって、負けた。

渡辺竜王(当時)が、イカンイカンと、ブログでボヤいてたのを確か読んだ。

しかしそこに悪気はなく、天然らしい。純な感じ。

将棋普及に熱心で、イベントの企画・運営を先頭を切って執り行っている。

兄弟子の山崎八段が、新聞の記事で「あんな無私の人間はいない。尊敬する」と書いた。

スイーツ男子で、ホームグラウンドである関西将棋会館に訪れるときは、先輩の畠山七段とお菓子の差し入れ勝負をしている風情がある。

将棋ファンが糸谷七段をダニーと呼ぶとき、以上のようなキャラを慈しむ心を声に乗せる。

それが、今日、ニコ生で森内竜王VS糸谷七段戦を見ると、この糸谷七段のヒール感がハンパない。

文字で「正座が苦手で盤の前にほとんどいない」と書かれていたら、カワイイとなるものだが、実際、自分が考えているところを、目の前でああも立ったり座ったりされるとこれは対局者としてはイラっとくるだろう。そして最終盤、優勢の将棋をひっくり返され、時間にも追われる森内竜王を追い立てる非情のノータイム指し。それで負けて、しゅんとなれば、カワイイとしたものだけれど、しかし、糸谷七段は勝ってしまった。

持ち時間を半分ぐらい残して勝ってしまった。

負けと肩をおとしている森内竜王の哀愁といったらなかった。

竜王位は名人と同格の、将棋界の最高位である。

糸谷七段は、そこに上りきってしまった。

これは、面白いことになった。

純な心に、悪魔の所業。

摩擦のあるところにドラマが生まれる。

糸谷竜王誕生、おめでとうございます。




posted by ボス村松 at 18:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月18日

人類滅亡

人類は、どうなってしまうのだ。

先週の土曜日、3月15日(土)に第三回電王戦の第一局があり、

菅井五段が、コンピューターソフトの習甦に敗れた。

私はその報を、戸辺誠将棋教室で知った。

戸辺先生に10面指しの、飛車香落ちで指して貰っていた時の事だ。


   ***


教室の打ち上げの飲み会で誰かが、菅井くんが負けて人類はどうなってしまうのだ!と嘆いた。

すでにコンピューターは人間には届かない強さに行ってしまっているという認識の私は

「どうなるも何も」

と思った。

将棋を知らない友人などは、もう「羽生名人」を出して、白黒つけるしかない、などと言うのだが

コンピューターは多分、もうそんなところにいない。

中終盤はコンピューターが断然強い、かなわないと言われて久しい。

駒がぶつかる前に人間が作戦勝ちにできるかが、戦いの焦点と言われているが、

将棋は終盤が強い奴が強いゲームなのだ。

「羽生名人」が、なぜ20年も将棋界の頂点に君臨しているかというと、

終盤がバリ強いからである。

そして、対戦相手の終盤力への恐れようは、

対「羽生名人」のそれよりも、

対コンピューターのそれの方が明らかにびびっている。

コンピューターは人間を、軽々と抜き去り、もう後姿は見えない。


   ***


しかし打ち上げの席で、戸辺先生が、羽生森内渡辺なら・・のニュアンスの発言をされた。

いや、無理でしょうと心の中で突っ込んで、

しかし戸辺先生にそう言わせる、羽生森内渡辺の強さに

やっぱ、そんなに強いのかー、と感動した。


マンガの話だけれども、

ガミラスの遊星爆弾に滅亡間近の人類代表、地球防衛軍長官が

「ヤマトはまだか・・」

とつぶやいたときのことが思い出された。

posted by ボス村松 at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする